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Challenge+(チャレンジプラス)

注目企業インタビュー

子どもたちの居場所になる憩いの場を提供
人生を豊かにする学びが得られる学習塾

 

学習とアミューズメントを融合

畑山 ところで、今は1階の勉強スペースでお話をうかがっていますが、2階はどのようになっているのですか?

山本 当塾が目指しているのは、「アミューズメントとしての学習塾」です。そのため、2階は漫画喫茶のような場になっていて、子どもたちに人気の漫画をそろえたり、昔懐かしのファミコンゲームなどを置いたりして、勉強の合間や終えた後に休憩できるスポットにしているんです。こちらの利用は有料にはなりますが、先ほどお話しした「ICT学習」を進めると無料券を配布しているんです。こうしたアミューズメントエリアを利用して遊んだゲームなどをきっかけに、親御さんと子どもたちが話すきっかけづくりにもなればと思っています。

畑山 親御さんの世代に流行ったゲームなどを今の子どもたちが楽しむことで、共通の会話も生まれますし、勉強の合間の息抜きとしても最適ですね。とても魅力的な環境だと思います。

山本 ありがとうございます。また、「ICT学習」で勉強すると無料券の他に「活ポイント」というものももらえるんです。「活ポイント」を使用することで、塾内にある駄菓子などの商品を購入できるような仕組みをつくったんですよ。この「活ポイント」は、学習を通じて子どもたちに、小さな成功体験を積み重ねることで努力が実る幸せを感じてもらいたいと思い導入しました。来年には小動物とふれあえるスペースも開設予定なので、ぜひ楽しみにしていてほしいですね。
 

軸を作り将来の選択肢を増やす!

畑山 「人生に活きる学びを得る 活塾」さんでは、「目的探求コース」という特別なカリキュラムも用意されているそうですね。

山本 はい。近年、勉強自体が目的になり、その先でやりたいことに関しては漠然としている、という子どもも珍しくありません。「特別探求コース」では、勉強を何のためにするのか、将来の目標を探していきつつ学習ができるカリキュラムを提供しています。また、私は勉強が得意な子どもはもちろんのこと、発達障がいのある子どもや不登校の子どもなども積極的にサポートし、多種多様な才能を守っていきたいと思っているんです。そのため当塾では「ICT学習」を通じて、学校の出席日数に認定されるような支援にも力を注いでいます。

畑山 やはり社会に出ると、勉強をすることで人生の選択肢が広がることを痛感します。私はボクシング一筋でここまで来ましたが、逆に言うと、ボクシングしか人生の選択肢がなかったんです。ですから、どのような特性のある子どもでも自分の自由な人生を歩めるように寄り添う山本塾長の存在は、本当に素晴らしいと思います。

山本 畑山さんにそうおっしゃっていただけると嬉しいです。子どもの人生はあくまでも子どものもの。私は塾の講師ですが「ティーチング」より「コーチング」に力を入れ、「こんな生き方もあるよ」と示し、子どもの将来の選択肢を増やしてあげたいと思っています。また、当塾は「Super Space 活塾」と謳っていますが、このキャッチフレーズはスーパー銭湯から発想した言葉なんです。今後もその名の通り、子どもたちが楽しくて一日中いたくなるような塾として、これからも着実に挑戦を続けてまいります。
 
 

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