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Challenge+(チャレンジプラス)

注目企業インタビュー

地域コミュニティをつくり、絆を育む
老若男女が楽しく通うダンススクール

 

つながりを大切にする「LAC」の理念

畑山 いろいろな思いを持った生徒たちが集まる「DANCE STUDIO LAC」さん。ダンスを通じてお互いに交流できることも、醍醐味の1つだと思います。

加茂 おっしゃる通りです。実は、スタジオ名「LAC」は、「ローカル・エリア・コミュニティ」の略で、「地域でコミュニティをつくり、つながりを育てていきたい」という思いを込めています。ダンスを教えて上達させることが、私の仕事ではあります。ただ一番大事にしているのは、それぞれのレベルにかかわらず一緒にダンスをして、仲間意識を育てること。常に熱く切磋琢磨しながらも、アットホームで楽しい空間にしたいんです。

畑山 仲間との人間関係を築きながら、皆で物事に取り組む――その経験が、人間的な成長にもつながっていきそうです。

加茂 その機会の1つとして、当校では「楽フェス」というイベントを開催しています。「楽しく気楽に音楽を」というコンセプトのもと、普段は厳しく指導している強化クラスの生徒たちを含め、皆で盛り上がれる発表会を開くんです。さらに夏には、ダンスレッスンはもちろん、バーベキューやミニ運動会を通じてお互いの絆を深める2泊3日の合宿も行っています。朝から晩までしっかりレッスンをしつつ、夜はカードゲームで盛り上がることも(笑)。そういう時間が、子どもたちの心の糧になると思っています。

畑山 お話をうかがっていると、加茂代表がダンスを通じて本気で地域のコミュニティをつくり上げていらっしゃる様子が伝わってきます。

加茂 そう言っていただけると嬉しいです。私は日々、熟練者も初心者も互いにリスペクトをし合い、「ここに来てよかった」と思える環境づくりを心がけていますし、当校をさまざまな世代の方が触れ合い、つながれる場所にしたいと考えています。最近は60〜70代の方もレッスンに来てくださっていて、皆さん本当にお元気なんです。ダンスは体だけでなく頭も使う総合的な活動なので、その魅力を、もっと多くの人に伝えていきたいですね。
 

GUEST COMMENT

畑山隆則

加茂代表とお話しして感じたのは、ダンスのテクニックだけでなく、人としての在り方を大切にされているということです。自分のこだわりを貫きながらも、地域や仲間とつながる場をつくる姿勢に、深く感銘を受けました。これからも、自分らしく輝ける人を1人でも多く育てていってほしいと、心から応援しています。

 
 

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