注目企業インタビュー
安全管理を徹底し楽しく働ける環境を
建設現場に欠かせない荷揚げのプロ
20年の経験を基に正確かつ迅速な仕事を実現
濱中 なるほど。松谷代表も含めて、従業員の皆さんは力自慢が多いのでしょうね。
松谷 経験を積めば始めた当初に筋力がない方でも十分活躍できる業界ですが、過去に部活で鍛えていたような人は多いですね(笑)。私自身も学生時代は野球に打ち込んでいました。荷揚げは下半身が重要な仕事で、最後はメンタルで勝負という面もあるので、練習で走り込みの多い屋外スポーツの経験者にぴったりだと思います。また、現場が早めに終わる日には時間が空くので、急なお休みが必要なバンドマンや芸人さんのアルバイトにも最適です。
濱中 スポーツ経験者はもちろんのこと、そうではない方でも経験を積めば活躍できる業界なのですね。それでも、建築資材運搬の中でも、最後の役割を担う人力でしかできない作業を行うということは、繊細な技術などもあるのでしょうか?
松谷 ええ。荷揚げ業は「体力があれば誰にでもできる」と思われがちですが、高価で重い資材を安全にお届けするための運搬技術も必要です。私たちは荷揚げ業20年以上の豊富な経験による高度な技術力と、協力業者との強固な連携で正確・迅速・丁寧な運搬作業を実現しています。もちろん肉体も使いますが、実はとてもテクニカルな仕事でもあるんですよ。
濱中 これまで豊富な経験を積んでこられた松谷代表のもとであれば、素晴らしい従業員の方が育っていらっしゃるのが想像できます。今でも代表は現場に出ていらっしゃるのですか?
松谷 ええ、「現場が好き」という気持ちは変わらないので、今でも出ています。外構業者が作業して開けた穴だらけの場所があったり、足場の上で荷物を運んだりすることもよくありますが、そのような難しい現場での仕事を無事に終えると、やはり大きなやりがいを感じますね。また、予算や必要人数の関係により他社で断られてしまうようなご依頼を、「当社なら可能です」とお引き受けし、お客様から「質も高くて助かった」と声をかけていただけた際にも、やり遂げたという満足感を感じます。
従業員のセカンドキャリアを開拓!
濱中 他社には難しいレベルの現場も安心して任せられる「エムワンクラフト」さん。縁の下の力持ちというとてもやりがいのあるお仕事ですが、中でも夏の暑さや冬の寒さはこたえるでしょうね。
松谷 確かに、特に最近の夏の気温はとても厳しいですね。しかし、この仕事で何より大切なのは「人」であり、「従業員」です。ですから当社は、そのような暑さで疲弊してしまう従業員が出ないよう安全管理を徹底しています。ベテランには「下のスタッフを常に見て、少しでも無理だと判断したら休ませるように」と言い聞かせているんです。
濱中 常に従業員ファーストで、働きやすい環境づくりを徹底されているのですね。
松谷 そうですね。また、当社では月に1度のペースでミーティングを開催していて、お客様からいただいたご意見や作業中の課題について、時には厳しい意見も伝えています。しかし、終わった後は全員で食事に行ってコミュニケーションを取るなど、仲間と共に全力でこの仕事と向き合っているんです。おかげさまで、現在は人数が追い付かないほどたくさんのご依頼をいただいていますので、ぜひ、興味のある方に仲間になっていただきたいですね。
濱中 お話をうかがい、「人を大事にする」ということが松谷代表のポリシーなのだと感じました。これからも皆さんと未来に向かって走り続けることと思いますが、将来の展望についてはいかがでしょうか?
松谷 私のビジョンは、体力的に荷揚げ業を引退したスタッフのためのセカンドキャリアを用意すること。例えば現場での指揮官や車の運転手など、現場の前線から離れても経験の中で培った強みを活かし、働き続けられる仕事を開拓していきます。そのぶん若いうちは若さならではのエネルギッシュさを武器に経験を積んでいってもらいたいです。そうして、これからも従業員が安心して働ける会社を目指し、より強いチームづくりに尽力していきます!
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