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注目企業インタビュー

元国税局職員の税理士が経営をサポート
経理の見直しに税務調査の知識を生かす

 

覚悟を持って0から再スタート

畑山 税に関する知識は十分以上とはいえ、国税局職員から税理士へ――オフェンスとディフェンスが切り替わったことで、難しいと感じる瞬間はありませんでしたか?

橋本 国税局を辞めて税理士登録をした後の1年間、とある事務所で所属税理士として勤務しましたが、やはり勝手が違うことやわからないことが多々あり、厳しいお叱りをたくさん受けました。税理士になって、久しぶりに新人として怒られながら教えられるという経験をしましたね(笑)。

畑山 公務員として安定したキャリアを築かれた方が、あえて新人のポジションで慣れない仕事にチャレンジされるというのは、とても大変だし、勇気のいることだと思います。私もボクシングを引退した後は、ジムやほかの事業の経営でずいぶん苦労しました。引退して経営者になればチャンピオンの称号は関係ないですからね。

橋本 畑山さんは現役を退かれてからも新たな分野で挑戦を続けられていて、本当にリスペクトしています。私も、税理士になったからには国税局でのキャリアは関係ないと覚悟を決めて歩み始めました。そうして2024年10月に当事務所を開いた次第です。
 

期待を上回るサービスで信頼獲得を目指す

畑山 現在のサービス内容としては、どんなところに力を入れていますか?

橋本 税務調査への対応と、節税対策などの経営サポートが中心です。ホームページに私の経歴を載せたところ、やはりと言いますか、「黒字決算が続いていて税務調査が心配」「他の企業と比べてうちだけ調査連絡が多いのはなぜなのか」などのお問い合わせを多くいただいております。
 
 

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