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注目企業インタビュー

木材にこだわり長持ちする家をつくる!<br />
自社施工で素早いレスポンスの工務店<br />

建設

木材にこだわり長持ちする家をつくる!
自社施工で素早いレスポンスの工務店

岡田工務店
代表 岡田 拓也

PROFILE

35歳。大阪市生野区出身。飲食店の店長や靴店のスタッフなどの仕事を経験する。親戚の親方から「大工にならないか」と誘われたことを機に22歳で職人に。10年で大工工事のみならず、左官や型枠の技術も身に付け、2023年に独立して「岡田工務店」を立ち上げた。やると決めたことはやらなければ気が済まない真っすぐな性格で事業に打ち込んでいる。

COMPANY DATA

岡田工務店

住所
〒544-0034
大阪府大阪市生野区桃谷4-17-1
Instagram
https://www.instagram.com/okada.koumuten/

 

建築から家具の製作までこなす職人

インタビュアー 畑山 隆則

畑山 岡田代表はこれまで職人として10年以上のキャリアを築いてこられたそうですね。独立までの歩みから教えていただけますか?

岡田 私は飲食店や靴店で働いていたのですが、22歳の時に親戚の親方から声を掛けられ、職人の世界へ足を踏み入れました。それからは親方と2人でガレージのような事務所からスタートして、コツコツ努力を重ねて約5年で法人化したんです。結婚したばかりだった当時、給料も安い中で家庭を支えてくれた妻には心から感謝しています。そうして厳しい下積み時代を経て、2023年に独立した次第です。ありがたいことに仕事は順調に増えており、忙しい毎日を過ごしています。

畑山 思い切った決断をして良かったですね。現在どのような現場を手がけていらっしゃるか詳しくお聞かせください。

岡田 住宅建築、内装リフォーム、家具の製作から左官や外構工事まで、住まいに関わることなら何でもお任せいただいています。戸建住宅だけでなく店舗やマンションの工事にも対応していますし、大阪はもちろんのこと、ご要望をいただければどこへでもうかがいますよ。

畑山 現場たたき上げで腕を磨いてこられただけあって、多様な技術をお持ちですね。やはり、親方の下で積んだ修業の日々が今に生きているのでしょうか?

岡田 はい。前職では、お客様と直にお取り引きする注文住宅の建築に力を入れていました。ですから私は、カンナやノミを使いこなして木の家を建てることができるんですよ。また、親方からは「大工は何でもできなければならない」という信念もたたき込まれました。そうして左官や外構工事の技術も身に付けたおかげで、今は専門の職人に頼らず費用を減らしながら、お客様に質の高い工事をご提供できているんです。
 

吉野ヒノキで長持ちする家づくり

畑山 お客様に頼まれた工事は、新築工事からちょっとした修繕まで何でもできる――これが岡田代表の最大の強みになっているわけですね。

岡田 おっしゃる通りです。実は、この部屋にある木造のテーブル、ベンチ、こたつ、テレビ台、さらにスマホケースも私の手づくりなんですよ。

畑山 これは驚きました。木ならではのぬくもりがあって素晴らしいですね。

岡田 ありがとうございます。施工において、私は木材に何よりこだわっています。木には地域によって個性があり、家を建てたり家具をつくったりするときも、同じ地域の気候で育った木材を使うことが肝心なんです。関西なら、やはり水に強く色つやと香りも見事な奈良の吉野ヒノキが最適だと思っています。もともと私が修業した工務店は奈良県香芝市を拠点にしていたので、熟知している吉野ヒノキの特徴を生かし、長持ちする家を建てることが私のポリシーです。
 
 

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