注目企業インタビュー

スペシャリスト
つらい心情に寄り添い調査後もフォロー
依頼者の新たな一歩を支える探偵事務所
アシスト探偵事務所
代表 大野 利恵
PROFILE
国内外に向けた時計の営業で長く活躍した後、新天地を求めて探偵業に転身。経験を積み、2016年に独立して東京都北区に「アシスト探偵事務所」を開く。浮気・不倫調査を中心に、素行調査、人探し調査、ストーカー調査など幅広い依頼に応えている。
COMPANY DATA

- 住所
- 〒115-0056
東京都北区西が丘2-3-8
宮代ビル 1F - URL
- https://assist-tantei.tokyo
嶋 東京都北区の「アシスト探偵事務所」さん。大野代表はどのような経緯で探偵業を始められたのでしょうか?
大野 以前は時計業界で営業として長く働いていましたが、何か別のやりたいことを見つけたくなりまして。セラピストを経験するなど、いろいろと模索していた時にたまたま出合ったのが探偵業だったんです。最初はアルバイトとして入社し、右も左もわからない中、調査員からの報告書や撮影してきた写真の整理、依頼者様との面談など、慣れない仕事を少しずつ覚えて経験を積みました。その後、2016年に「アシスト探偵事務所」を開業した次第です。
嶋 なるほど。現在はどんな依頼が多いのですか?
大野 配偶者の浮気や不倫の調査がメインで、浮気の現場を押さえるための写真撮影、人探しや素行調査、ストーカー調査などを引き受けています。正直に言うと、私は最初「おもしろそう」という軽い気持ちでこの業界に入りました。ですが、夫、あるいは妻の浮気を疑って面談に来られた方からうかがう事情は、かなり重い内容も多くて、探偵は簡単な仕事ではないと痛感したんです。こちらは冷静でいなければならないのに、動揺してしまうことも探偵業を始めた当初はありましたね。
嶋 センシティブな相談が多いと思いますから、つい感情移入しすぎてしまうこともありますよね。面談中はどんなことを心がけていますか?
大野 つらい状況に置かれたご本人の心情を察して、できる限り寄り添うことを心がけています。セラピストを経験したのも、人のために何かしてあげたいという思いがあったからです。その思いは探偵になった今も変わらず持ち続けていまして、面談では、もし浮気しているとわかった場合は、離婚したいのか、それとも夫婦生活を続けたいのかを必ずお聞きします。なぜなら、調査して終わりではなく、その先の人生を一緒に考え、応援することも私たちの役目だと考えているからです。報告書をお渡しした後、必要であれば弁護士をご紹介して、生活の立て直しがスムーズに運ぶようにサポートもいたしますよ。
嶋 それは心強いです。探偵と聞くと、進んで危険に挑んでいくようなフィクションのイメージが先行しがちですが、お話をうかがって、実際はもっと地道で、きめ細かい配慮を必要とするお仕事だということがよくわかりました。最後に、今後の抱負をお聞かせください。
大野 早いものでこの事務所も10年目になりますが、自分としては「まだまだ」という気持ちが強いです。最初の4年間ぐらいは手探り状態で、業界の先輩方にたくさんのことを教えていただきながらここまで歩んできました。ですから、これからも初心を忘れず、依頼者様の心に寄り添うことを心がけていきます!

GUEST COMMENT
嶋 大輔
探偵事務所に調査を依頼する人は、とにかく助けを求めている状態のはずですから、依頼を受ける側にも真剣さが求められます。大野代表は物腰が柔らかく、とても話しやすい方なので、心を開いて相談できると感じました。今後もさまざまな悩みを抱える方々に寄り添い、アシストしていってくださいね!