注目企業インタビュー
安さと高品質を両立したリフォームを実現
観光業や遺品整理も見据える気鋭の起業家
窓口を1つにして素早く対応
嶋 あらためて、リフォーム会社としての(株)SALVATOREさんの強みを教えてください。
髙井 1つは、お客様への対応や連絡が早いことです。最初にお会いした社員1人が担当窓口となり、お問い合わせや困り事の相談があった際はすみやかに対処します。もう1つは、お客様目線での費用に対する考え方です。企業である以上は利益を出さなければなりませんが、私たちは1件の工事で大きく利益を出すより、10件の工事で小さな利益を積み重ねるスタイルを重んじます。逆に無理な値引きもせず適正な価格で施工しますから、品質も保てるんです。
嶋 先ほどおっしゃった、「安い費用で理想のリフォームをする」という目標と合致する考え方ですね。
髙井 はい。“きれい事をかなえる”という当社の企業理念にも通じます。安くて高品質は一見きれい事のようですが、やり方次第で実現可能であることを自分で証明したいんです。
嶋 難しいことにチャレンジしていく姿勢が頼もしいですね。2024年9月の会社設立から半年余りが経過しましたが、事業のすべり出しはいかがですか?
髙井 おかげさまで、順調に推移しています。ただ、今のところリフォームが先行していて、初めから事業内容に盛り込んでいる観光業や遺品整理業、SNS運用代行、映像制作のほうが後回しになっているので、今後はそれらの事業展開にも力を入れていこうと思っています。
リフォーム業を軌道に乗せ次なる挑戦へ
嶋 外国人の観光ガイドになりたかったというお話もありましたが、(株)SALVATOREさんとしての観光事業はどのようなものになりますか?
髙井 例えば、地方でおいしい食事を提供しているのにあまり繁盛していない飲食店さんなどの悩みを一つひとつ解決することで、その土地の魅力を高め、最終的に観光需要の増大につなげようと考えています。私たちが現地に出かけ、動画を撮ってネット上で紹介したり、お店の近所の方たちへの広報も引き受けたりしながら、全力で応援したいです。
嶋 映像制作も観光事業に役立てるお考えなんですね。一方で、遺品整理のほうはいかがですか?
髙井 故人の遺品の中から大切な手紙や思い出に結び付く品物を見つけ出し、故人と縁のある方たちにお渡しすることは、私にとってすごく意義深い仕事なんです。だから、ご遺族が安心して任せられるような遺品整理業者になって、少しでもお役に立ちたいと思っていますし、お客様のお宅におうかがいすることで、孤独死などの社会問題の解決にも寄与できればと考えております。
嶋 確かな信念を持って歩む髙井社長の今後が私も楽しみです。最後に、社長が思い描くビジョンを語ってください!
髙井 私は社員の誰よりも仕事ができる存在でいたいので、ITでも何でもどんどん勉強して、今以上にカッコいい社長を目指します。会社としては、リフォーム業をベースに社員を増やし、私中心の営業体制から徐々に任せる部分を大きくした上で、私自身は観光業など新しいことに取り組んでいくつもりです。もともとゼロから始めるのが大好きなので、どんな困難や楽しみが待っているか、今からワクワクしています。

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GUEST COMMENT
嶋 大輔
これは常々感じていることですが、仕事や起業に年齢は関係ありません。28歳の髙井社長は、定款に書き込んだ事業を一つひとつ形にしていく計画性、会社の先頭に立って社員たちをぐんぐん引っ張っていくバイタリティ、どこをとっても実力十分なカッコいい社長そのもので、今後が本当に楽しみです。どうか日本経済全体の救世主になってください!