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注目企業インタビュー

給排水設備工事から高圧洗浄まで対応<br />
ライフラインを支える水回りの専門家

建設

給排水設備工事から高圧洗浄まで対応
ライフラインを支える水回りの専門家

株式会社 田井設備工業
代表取締役 田井 健太郎

PROFILE

田井 健太郎
学業修了後は社会人野球の選手としてIT系の会社に就職するも、1年ほどで退社。友人の誘いを受けて設備工事会社に転職し、1から技術を身に付ける。2019年に独立し、(株)田井設備工業を設立。現在は給水・排水工事から高圧洗浄など幅広く事業を手がけている。

COMPANY DATA

株式会社 田井設備工業

住所
〒201-0002
東京都狛江市東野川2-13-11
URL
http://taisetubi.tokyo/

 
 田井社長はかつて、社会人野球の選手としてご活躍されていたそうですね。今の事業を立ち上げられるまでの歩みをお聞かせいただけますか?

田井 私は学生時代から野球に打ち込み、社会人野球の選手として大手IT系会社の子会社に就職しました。ただ、電子機器を使った仕事がどうしても性に合わず・・・。野球への熱意も次第に冷めていき、どうしようか思案していたところ、設備会社で働く友人から誘いを受けたことからこの世界に入ったんです。その後は11年ほどかけて技術を身に付け、自分の力を試したいという思いが芽生えたことから2019年に独立しました。

 2019年というと、ちょうどコロナ禍へと差し掛かっていた時期ですよね。当時は苦労も多かったのでは?

田井 そうですね。私たちの主戦場はマンションやビルなのですが、コロナ禍の最中は建物に入ることすらできなかったり、外部の人とも協力できなかったりと、大変なことも多々ありました。それでも、創業時から取締役として参画してくれている幼なじみと支え合いながら、何とか事業を軌道に乗せてきたんです。

 私も妻と仕事をしていますが、気心知れた仲間がそばにいるというのは心強いものですよね。苦境に負けずここまで継続されたこと、素晴らしいと思います。現在はどのような現場を手がけていらっしゃるのでしょうか?

田井 マンションを中心に、給水・排水を問わず水道設備の新設や改修の工事を手がけております。また、排水管の詰まりを直す高圧洗浄や、漏水調査などにも対応しているんですよ。水道業者さんの中には配管を専門にされている方も多いので、高圧洗浄に関しては業者さんからご依頼を受けることもあります。

 同業の方からも依頼があるとは、(株)田井設備工業さんはまさに水道工事のプロフェッショナルですね!

田井 そう言っていただけると嬉しいです。今は私を入れて3名の少数精鋭体制で動いており、どんなご依頼でもワンストップで施工させていただける点が当社の強みになっています。お客様と直接お会いする機会は少ないですが、それでも配管をうまく組めたり、お客様から「ありがとう」とお声掛けいただけた時には大きな達成感を感じますね。

 水道は私たちの生活になくてはならないライフラインですから、それを守っていただけていることに私たちは感謝しなくてはなりませんね。では、今後のビジョンについてもお聞かせください。

田井 より多くのご依頼に対応するためにも、若い人材の採用と育成に注力したいです。この業界は若い世代が少ないことが課題ですが、この先も絶対になくならない仕事ですから、未経験からしっかり技術を身に付けられる体制やワークライフバランスを整え、やる気のある方をどんどん受け入れていきます!
 

GUEST COMMENT

嶋 大輔

新しい一歩を踏み出す、ということは常に勇気がいるもの。コロナ禍を乗り越え、6期目を迎えられているというのは非常に素晴らしいと思います。誇りを持って仕事に取り組まれている姿勢にも感銘を受けました。人々の生活を支えるこのお仕事の魅力を、ぜひ若い世代の人たちにも伝えていってください!