PROFILE

引っ越し業者に就職し、業務リーダーとして長年現場を仕切る。その後、建築現場の産業廃棄物を扱う仕事に携わったことをきっかけに、リサイクル業界に興味を持つ。やがて部屋の清掃やごみ回収に従事し、2015年に「トータルサービス」を創業。2022年にハウスクリーニングを手がける（株）Bright Raiseを立ち上げた。

COMPANY DATA

ハウスクリーニングを手がける（株）Bright Raiseと、遺品整理や片付けを手がける「トータルサービス」。両社を運営する近藤社長は、遺族の心に寄り添った遺品整理で地域の信頼を獲得している。そんな同氏の歩みや展望について、女優の宮地真緒さんがうかがった。

遺品整理と清掃をトータルで対応！

宮地　ハウスクリーニングを手がける（株）Bright Raiseと、遺品整理やお片付けを手がける「トータルサービス」を運営している近藤社長。まずは、これまでのご経歴を教えてください。

近藤　私は以前、引っ越し業者で業務リーダーとして現場を仕切っていました。その後、建築現場の産業廃棄物を扱う仕事に就いたのですが、ごみだった鉄くずがお金になることを知って驚き、リサイクル業界に興味を持ったんです。そして、もともと部屋の清掃や片付けが得意だったことから、ごみ屋敷や汚部屋の片付けを行うサービスを始めました。

宮地　そうなると、引っ越し業者として培ったノウハウが役に立ちそうですね。

近藤　そうなんです。業務リーダーとしての経歴が長いので、ごみの分別、箱詰めなどの作業は的確でスピーディだと自負しています。これまでに引っ越し業者以外にも、家電量販店の家電の配送の経験もあるので、若い頃に携わった仕事が今に生きていると思いますね。

宮地　それは心強いです。では、さまざまな経験を経て、「トータルサービス」さんとして独立なさったのですね。

近藤　はい。2015年に「トータルサービス」を立ち上げました。最初はなかなか仕事を得られず苦労しましたが、人脈を広げていき徐々に仕事のご依頼が増えてきたんです。現在「トータルサービス」では遺品整理や片付けをメイン事業としながら、リサイクル業にも力を入れていて、雑貨や家具についてはごみにせず海外に輸出するなどしています。不要だったものをリサイクルして買い取り金額が得られれば、お客様にとってもプラスですからね。

宮地　環境に優しく、お客さんも利益を得られてまさに一石二鳥ですね！ちなみに、（株）Bright Raiseを立ち上げられたのは、どういったタイミングだったのでしょうか？

近藤　遺品整理や片付けの仕事をさせていただく中で、清掃やエアコンのクリーニングもやってほしい、と頼まれる機会が多かったんです。私自身はクリーニング経験がなかったのですが、丁寧なエアコンクリーニングを手がける知り合いがいまして。タイミングよく「一緒にやろう」と言ってくれたので、会社の立ち上げを決意しました。