PROFILE

学業修了後、建築現場に関わる営業職に就く。32歳のとき、外資系保険会社からスカウトを受け、保険営業の世界へ転身。フルコミッションの厳しい環境の中で着実に成果を上げ、15年間にわたり実績を重ねた。やがて、企業経営者をより幅広く、包括的に支えたいという思いが芽生え、独立を決意。（同）未来支援研究所を立ち上げた。

COMPANY DATA

（同）未来支援研究所の長橋代表は、“総合資産戦略コンサルタント”として、数多くの企業経営者をサポートしてきた。「成果が出て、経営者様の喜ぶ姿が私のやりがい」と語り、クライアントのために情熱を燃やし続ける同氏に、野球評論家の今岡真訪さんが迫るインタビュー。

企業経営者の力になるべく独立を決意

インタビュアー 今岡真訪

今岡　まずは、これまでの歩みからお聞かせください。

長橋　私は大学を卒業して、約10年間、サラリーマンとして建築現場に関わる営業をしていました。もともと人と話すのが好きな性格ですから、営業という仕事も得意だったんですよ。そして、32歳の時に外資系の保険会社からスカウトを受け、思い切って保険のセールスマンに転身しました。その会社では、完全歩合制のフルコミッションセールスを15年間経験したんです。

今岡　完全実力主義の世界で長年活躍されていたんですね。その後、起業に至ったきっかけは何だったのでしょうか？

長橋　保険のセールスをする中で、企業の経営者様とのご縁が増えていったんです。会社だけではなく、社員さんやそのご家族の生活を守るために自分の人生をかけて戦っている経営者様の様子を見て、「経営者の皆様のお力になって、喜んでいただきたい」と強く思うようになったんです。そこで、お付き合いのある経営者様たちに「何か悩み事はありませんか？」と積極的にお尋ねし、それに対して私なりの解決策をご提案する、という活動を始めたんです。

今岡　「経営者のために」という気持ちが高じて、保険のセールスの枠を超えて活動するようになったということですか！ものすごいバイタリティですね。

長橋　当時は情熱だけで、知識が足りない部分もありました。ですがそのつど、新たな知識を吸収し、解決策をご提案することで、どんどんノウハウが蓄積されていったんです。私の知識が増えれば増えるほど、経営者様のお役に立てる。喜んでいただける——それが嬉しくて必死で勉強しました。