注目企業インタビュー
味わいの異なる6種類のいちご食べ比べが大人気
減農薬・水・土にこだわった皆が笑顔になれる農園
顧客の笑顔を原動力に作物の魅力を伝える
濱中 いちご以外には、どのような作物を育てていらっしゃるのでしょうか?
大谷(千) 代表的なのはさつまいもです。金時芋と安納芋、シルクスイート、紅はるかの4品種を栽培し、9月初旬から10月下旬まで芋ほりも開催しています。ペースト状にしたさつまいもを焼き上げてフライにした平べったい「芋かりんとう」も評判なんですよ。さらに黒豆も人気で、バニラとラム酒の香りが芳醇で甘さ控えめの「黒豆ぐらっせ」も大変ご好評いただいています。
大谷(和)また、全国初の赤いとうもろこし「大和ルージュ」を栽培しています。こちらのとうもろこしは、アントシアニンの赤い色素が水溶性なので、とうもろこしご飯で召し上がるのがお勧めです。その他の作物としては、黒豆や落花生、枝豆、白菜、キャベツ、玉ねぎなども生産していますね。
濱中 多種多様な作物を栽培していらっしゃるのですね。いちごだけでも大変だと思います。大谷代表のバイタリティには驚かされました。
大谷(千) ありがとうございます。農業は難しくて、毎年1年生になった気持ちで勉強をし続けなければなりません。それでも、おいしいいちごを食べて満面の笑みを浮かべてくださったり、翌年も収穫体験に来てくださったりするお客様の顔を見ると、私たちの大きな原動力になるんです。つい最近も、あまりいちごを食べないお子さんが当園の収穫体験に参加した際に「もっとほしい!」と興奮していて、それを見た親御さんも「この子がこんなにいちごをたくさん食べたのは初めてです」と笑顔になってくださり、とても嬉しかったですね。
大谷(和) これからもそうしたお声をいただくため、他の農園がやっていない新しいことでもどんどん挑戦していき、より多くの方に当園の作物を届けてまいります。

GUEST COMMENT
濱中 治
土や水にまでとことんこだわりぬき、頬が落ちるような甘いいちごをつくり出す「大谷農園」さん。「365日休みがない」と語るご夫婦ですが、表情は笑みでいっぱいでした。お話をうかがい、お客さんの笑顔があるからこそ頑張っているのだということがひしひしと伝わってきました。今後も安心・安全の農業で、全国の方を笑顔にしていってくださいね。