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注目企業インタビュー

農家がプロデュースするおむすび専門店<br />
6次産業化で農業の新たな可能性を開く<br />

卸・販売

農家がプロデュースするおむすび専門店
6次産業化で農業の新たな可能性を開く

K.farm/K.farm Musubi
代表 古下 真二

店長 古下 美和子

PROFILE

代表 古下 真二
大阪市内で不動産賃貸業に携わっていたが、実家の農業を継ぐため、家族と和泉市に移り住む。不動産賃貸業を継続する一方、新たに「K.farm」の屋号を立ち上げ、妻・美和子氏の協力も得て米や野菜の生産を開始。収穫した米でおむすびの販売も始め、【生産、加工、販売】を監修し6次産業化を実現。不動産賃貸業の経験を活かし地元和泉市の空家を取得。自社店舗として再生を行い、2024年11月、農家おむすび専門店「K.farm Musubi」をプロデュース。農業×飲食業×不動産賃貸業のハイブリッドを実現する。

店長 古下 美和子
先祖代々続いてきた農業を継ぎたいという真二氏の思いを受け、家族で和泉市に移り農業を始める。2024年11月、おむすび専門店「K.farm Musubi」をオープン。小さな子どもからお年寄りまで、幅広い層の人々に届くようなおむすびをつくりたいという思いのもと、1日最大350個のおむすびをつくるなど、6次産業化で地域の農業を支えている。

COMPANY DATA

K.farm/K.farm Musubi

住所
〒 594-0042
大阪府和泉市箕形町3-6-18
URL
https://www.instagram.com/k.farm_musubi/


 

自家生産米のおむすびをオール無添加で

インタビュアー 矢部 美穂

矢部 「K.farm Musubi」さんは、表の店舗幕にもある通り、農家プロデュースのおむすび専門店ということで、本日はとても楽しみにしてきました!“結”の一文字をデザインしたロゴがかわいいですし、お店全体の雰囲気も明るくておしゃれです。頭の中で想像していたおむすび屋さんのイメージを良い意味で裏切られました。

古下(真) ありがとうございます。ここは以前、カフェとして使われていた場所なので、建物自体が明るい装飾にマッチしやすいのかもしれないですね。

矢部 先ほど、お店にうかがって早々に商品のおむすびをいただきましたが、お米の一粒一粒が光っていて、とっても美味しかったです。ふっくらと炊き上がったお米の味わいとバラエティ豊かな具材の数々が絶妙にマッチしていました。具だくさんで、食事一回ぶんくらいの満足感がありましたね。メニューを見たら具材別にすごい数が並んでいて、食べたいのを絞り込むのに一苦労でした(笑)。

古下(真) そうですよね(笑)。当店ではお米本来のおいしさが楽しめる「銀シャリ」を始め、地元魚屋店から仕入れている「焼鮭」や「サバシリーズ」、「特製ツナマヨ」、「鶏そぼろ」などの定番メニューから、地元精肉店から仕入れている「牛めし」、「ネギ塩とん」、「肉みそ」、「白ネギチャーシュー」といったオリジナリティあふれるラインナップをご用意しているんです。調味料についても、ご家族で安心しておいしく食べていただけるよう、オール無添加にこだわっています。

古下(美) 近年おむすび店が増えているからこそ、同じようなメニューは出したくないと思っていまして。週に1度日にちを決めて、家族全員でおむすびを食べながら新作メニューの研究に力を注いでいるんですよ。具材についても、地元のお店から仕入れさせていただくことで、泉州地区や南地区エリアでの地産地消を目指しています。

矢部 それは素晴らしい!具材もボリューム満点ですから、こちらのおむすび1つだけで、ご飯とおかずの両方を楽しめているような感覚になりました。

古下(美) やはり、ボリューム感についてはとても大切にしていますね。ご家族やお母さん方が「子どもたちに食べさせたい」と言っていただけることをコンセプトにしているんです。子どもがこれさえ食べてくれたら安心だと思っていただけるような、栄養価の高いおむすびを意識しています。

古下(真) おかげさまで、平日も含め、週末はほぼ完売しております。又、月に1度ずつ大阪市内エリア、南大阪エリアに分けて出張配達販売を行っており、その日は大体350個ぐらいお作りしていますね。とても大変ではありますが、お客様から直接いただける感謝のお言葉を胸に日々まい進しています。

 
 

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