PROFILE

飲食業に従事する両親のもとに生まれる。その影響を受け、調理師専門学校に進学し、卒業後はさまざまな形態の飲食店で勤め現場経験を積み、企画運営やコンサルティング等の会社では経営やマネジメントを学んだ。その後、自身でも居酒屋やバーを経営し、成功させた後は、飲食業界の企業を渡り歩いて店長、マネジャー、人事や事業開発などの部長職を務め実力を磨く。2020年9月に個人事業で独立した後、2024年10月に（株）4’MiraiSを立ち上げた。

COMPANY DATA

インタビュアー 矢部 美穂

矢部　本日は「food stand MeEATS」さんにお邪魔しています。こちらにはいろいろな店舗が入っていて、とてもワクワクしますね！まずは、有迫社長のこれまでの歩みから教えていただけますか？

有迫　飲食店に従事する両親のもとに生まれた私は、調理師専門学校に進学し、卒業後はいろいろな業態の飲食店で働いて多種多様な飲食業の経験を積み、経営や運営について学ぶために企画やコンサルティングの会社にも勤めました。後に自身でも居酒屋やバーの経営やイベント興行も手がけまして。どれも1年ほどで軌道に乗せて他社に事業譲渡や売却をした後、飲食業界のさまざまな企業で店長、マネジャー、人事や新規事業開発も担当し部長職も務めさせていただきました。その後、コロナ禍当時に勤めていた会社を退職し、デリバリー専門のシェアキッチン店舗「クラウドキッチン」というスタイルにテイクアウトも対応できるようにアレンジして、独自のクラウドキッチンを編み出したんです。ありがたいことに、さまざまなメディアで取り上げていただきました。

矢部　ご自身で経営されていた時と、企業に勤めていた時の両方で結果を残しているとはすごいですね。その後はどうされたのでしょう？

有迫　メディアに取り上げられたことで、当店の家主さんからご相談をいただきまして、綿密なリサーチをした後、普通の飲食店とは違ったスタイルであればと思い、フードコート型のシェアキッチンを考え「food stand MeEATS」をオープンしました。独立したキッチンが3ブースあり、常設営業と日替わり営業から選んで出店できるので、事業者は出店・運営コストを抑えながら飲食店を開業できるんです。現在、入居している店舗はカフェ、パン、たまご料理、海鮮丼、ローストビーフなどバラエティー豊かで、デリバリーの評価や売り上げで地域個人店ナンバーワンのお店もありますよ。

矢部　利用する方々もさまざまな食事が楽しめるので嬉しいと思います。淘汰の激しい飲食業界で、なぜ、そこまで成果を上げられるのでしょうか？

有迫　個人事業主の方が飲食店を開く場合、料理人としての経験や知識があっても、店舗の運営能力や資金力といった経営者にとって必要な力が足りないケースが多く見受けられます。そこで当社では、このようなシェアキッチンで飲食店経営に必要な力を身につけてもらい、場合によっては資金面や独立する際の開業サポートなどをご提供して、調理経験がほとんどない方の飲食店でも成功に導いています。また、飲食業から得たノウハウを活用し、エステやリラクゼーションサービスを対象にしたレンタルサロン・シェアサロン、物販用のレンタルショーケースや、カルチャースクールなどでも利用できるレンタルルームといった多彩なサービスもご用意しています。他にもシングルマザーや女性の起業を積極的に支援するなど、「”想い”を”カタチ”にする初めの一歩」を豊富な実績を生かし後押ししています。

矢部　飲食店を開業するには腕とアイデアとお金が必要。そのすべてを支援し結果につなげてくださる有迫社長は、まさに救世主のような存在ですね。今後についてはいかがですか？

有迫　さまざまな活動を通じて、夢を抱く方々の背中を押していきたいです。そうして無事に起業できたり、売り上げが伸びて喜んだりする皆さんの笑顔を見ることが、私のやりがいなんですよ。今後も頑張っている方々のお役に立つことを使命に掲げ、幸せを実現するために挑戦していきます！