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注目企業インタビュー

便利屋業とフォーク酒場で地元長崎に貢献<br />
次世代を担う若手ミュージシャンを全力応援<br />

サービス

便利屋業とフォーク酒場で地元長崎に貢献
次世代を担う若手ミュージシャンを全力応援

昭和企画 / 街の便利屋 バスターズ/ フォーク酒場「音の宿」
代表 榎島 英巳

PROFILE

30代から便利屋業を営み、長崎県長崎市で約40年にわたり地域に貢献。誠実な対応が信頼を集める。2011年、若手ミュージシャンを支援するためフォーク酒場を開業。ライブ興行や練習スタジオの運営を通じ、音楽に打ち込む若者を応援している。

COMPANY DATA

昭和企画
街の便利屋 バスターズ
フォーク酒場「音の宿」

住所
〒850-0841
長崎県長崎市銅座町10-6
URL
https://www.facebook.com/p/100063631629013/
https://www.facebook.com/folksakabaotonoyado/

 

インタビュアー 鶴久 政治

鶴久 「昭和企画」さんは、長崎市で約40年前から事業を営まれているとうかがいました。

榎島 はい。「街の便利屋 バスターズ」の屋号で、粗大ゴミの処分、家の片付け作業、遺品整理、庭の伐採・剪定など、主に家に関する業務を幅広く請け負っています。また、夜は銅座町で「音の宿」というフォーク酒場も運営しているんですよ。

鶴久 便利屋業とフォーク酒場の二本柱で経営されているとは、おもしろいですね。それにしても、便利屋業を40年も続けていらっしゃるのはすごいと思います。長きにわたって地域の信頼を得てこられた理由は何だと思いますか?

榎島 やはり、誠実な対応を徹底してきたことが大きいと思います。例えば遺品整理の場合は、どれだけものが多くても、一つひとつ仕分けをいたします。また、ご家族様とのコミュニケーションも欠かしません。当たり前のことを真面目に、丁寧に行うということを長年実践してきた結果が、信頼につながっていると感じます。大変なことも多いですが、お客様から「本当に助かりました」と感謝していただけると、それまでの苦労が報われた気持ちになりますね。

鶴久 素晴らしいと思います。フォーク酒場についてもおうかがいできますか?

榎島 「音の宿」は15年ほど前に開店しました。夜はプロミュージシャンのライブを開催し、昼間は練習スタジオとして提供しています。20人も入ればいっぱいになる小さなスペースですけれど、元チェッカーズのメンバーの方や、著名なソングライターの方も定期的に遊びに来てくださっているんですよ。

鶴久 そうだったのですね!それはメンバーがお世話になっています(笑)。どのような思いでお店を続けてこられたのでしょうか?

榎島 「音楽に打ち込む若者を応援したい」という気持ちが一番の原動力ですね。私は今70代ですが、自分が若かったころに比べて、今の若い世代は楽器を弾いたり歌ったりすることに夢中になる人が少ない印象があります。それでもプロを目指して本気で取り組んでいる子もいるので、何とかして彼らを後押ししたいんです。YouTubeやTikTokで才能を感じる若手のミュージシャンを見つけたときは、「うちでライブをしてみないか?」と声をかけることもあるんですよ。

▲フォーク酒場「音の宿」では、プロミュージシャンのライブを開催。昼間は練習スタジオとして利用されている

鶴久 常に新しい才能を探し続けていらっしゃるんですね!

榎島 そうですね。私は吉田拓郎さんや矢沢永吉さんの音楽に触れて育った世代の1人として、次世代のミュージシャンの活躍を応援できる場を提供し続けていきたいと思っています。この店から全国へ羽ばたくようなミュージシャンが生まれてくれたら、それ以上に嬉しいことはありません。