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注目企業インタビュー

揚げたて10秒カウンター“たかが豆 されど豆”を併設!
豊かな発想で新商品を生み出す豆腐店

 

貴田代表の妻・茜氏と共に

濱中 一つひとつの豆腐にかけるこだわりが強く伝わってきます。

貴田 濱中さんのおっしゃる通り、商品はすべて国産大豆を100%使用し、店内製造でこだわり抜いたものばかりなんです。また、豆腐の他にも、おあげや揚げ出し豆腐、豆乳を使ったドーナツ『豆乳アンダギー』など、多彩な商品をご用意しています。中でも、人気メニューである『湯葉入り豆乳クリームコロッケ』は、1日で550個売り上げたことのある当店自慢の一品です。一般的に豆乳クリームは豆乳と牛乳を混ぜてつくるお店が多いですが、当店では100%豆乳使用にこだわっています。濱中さんも、ぜひ揚げたてのクリームコロッケを召し上がってください。

濱中 箸で持ち上げると、ずっしり重いですね。それではいただきます——。中のクリームが濃厚でとてもおいしいですね!これは大人気なのもわかります。1つ食べるだけで満足感がありますよ。

貴田 ありがとうございます。当店の常連さんの90歳のお客様からも、「毎日食べても胸焼けしない、飽きない」とおっしゃっていただいているんですよ。他にも、一週間に1回リピートしてくださる年配の方が多く、大変嬉しく思っています。

濱中 着実にファンの方を増やしていらっしゃるのですね。今後の新商品も楽しみです!

貴田 実は今まさに、新商品を開発している最中でして。それは醤油に漬け込んだ湯葉を、豆腐と組み合わせて何層にも重ねた一品なんです。何もかけずに、そのままお召し上がりになれるおもしろい商品なんですよ。常連のお客様には特に、「新しい商品を出しましたよ」と言うととても喜んでくださるので、今後も既成概念にとらわれず、新しい発想で続々と新商品をつくり続けていきたいですね。
 

揚げたて10秒カウンター“たかが豆 されど豆”を併設!

濱中 こちらにはカウンターがありますよね。ここでも一品料理や、揚げ出し豆腐なども提供されているんですか?

貴田 そうなんです。テイクアウトの商品も毎日揚げていますが、お客様に揚げたてを提供したいという思いから、当店では揚げたて10秒カウンター“たかが豆 されど豆”というカウンター席を併設しています。人数限定のランチメニューもご用意していて、豆腐料理のフルコースを揚げたてでご提供しているんですよ。

濱中 貴田代表のこだわりがつまったお店ですね。お話をうかがっている今もスタッフの方々の非常に明るい声が聞こえてきます。

貴田 昔の豆腐屋はわいわいと活気にあふれていたイメージがあり、その雰囲気を現代によみがえらせたいと思いました。極上の愛があふれる明るい接客はもちろん、豆腐本来の素材の良さを一番にわかっていただけるように、おいしい食べ方もお客様にお伝えしているんです。当店の豆腐はまず塩で食べていただくことをおすすめしています。醤油をかけてしまうと醤油の味が強く目立ってしまいますが、塩で食べると豆の甘みが増し、素材本来のおいしさが楽しめるんですよ。お客様からも、「今までスーパーの豆腐を買っていたけど、ここの豆腐を食べてからスーパーの豆腐だと豆の味がしないわ」とおっしゃっていただけて、おかげさまで毎日買いに来てくださる方もおられます。

濱中 貴田代表のおいしい豆腐を、もっと全国の皆さんにも知っていただきたいですね。

貴田 ええ。今後は新しい商品の開発にも力を注ぎながら、ネット販売での全国展開も考えています。そうして、1人でも多くの方に当店自慢の豆腐を味わっていただきたいですね。
 
 

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