注目企業インタビュー

卸・販売
猫とお花のアクセサリーが大人気
顧客に幸せを運ぶクリエイター
Atelier Runon(アトリエ ルノン)
クリエイター Kana
PROFILE
動物病院に看護師として勤務し、救急医療に従事。約10年にわたり経験を積むが、ある時猫アレルギーを発症し、やむなく退職。その後、ハーバリウムと出逢い、認定講師の資格を取得。やがて「Atelier Runon」として、本物のお花のアクセサリーや、猫をモチーフにした雑貨・アクセサリーの制作・販売を始める。現在は各地の百貨店や大手商業施設のポップアップイベントに出展し、好評を博している。
COMPANY DATA
Atelier Runon(アトリエ ルノン)
- 住所
- 大阪府大阪市
- URL
- https://www.instagram.com/kana.herbariumist/
立体的なお花のアクセサリーや、猫をモチーフとした雑貨を販売している「Atelier Runon」。お花と猫への愛に満ちたハンドメイド作品で多くのファンを獲得しているのがクリエイターのKana氏だ。作品の魅力や、作品づくりへの思いなどについて、野球解説者の濱中治さんが話をうかがった。
動物病院の看護師からハンドメイド作家へ

インタビュアー 濱中 治
濱中 お花や猫をモチーフにしたアクセサリー・雑貨を制作していらっしゃる「Atelier Runon」のKanaさん。まずはハンドメイド作家として活動し始めた経緯をお聞かせください。
Kana 私は動物病院に看護師として約10年間勤め、救急医療に携わっていました。ところがある日、突然息苦しくなり、倒れてしまったんです。病院では重度の猫アレルギーと診断されました。動物が大好きで選んだ仕事でしたが、診察に支障をきたしてはいけないため、やむなく退職を決意しました。
濱中 それは大変なショックだったでしょうね。そこからどのようにしてハンドメイド作家の道へ?
Kana 別の仕事をしている中で、「ハーバリウム」というものを知りました。ハーバリウムは、ガラス瓶にプリザーブドフラワーを入れ、専用のオイルを注ぎ込んでつくるインテリア用品で、お花の美しさを長く楽しめるのが魅力です。その美しさに魅了された私は、技術を学び、ハーバリウム認定講師の資格を取得しました。その後、ワークショップを開催するうちに、「もっと身近にお花の美しさを感じてほしい」という思いが強まり、プリザーブドフラワーを使ったアクセサリーづくりを始めたんです。また、大好きな猫と触れ合えなくなったことで、猫への愛情がさらに募り、猫をモチーフにした雑貨やアクセサリーの制作も始めました。
濱中 なるほど。つらい経験を乗り越えて、情熱を注ぐことのできる新たな道を見つけられたのですね。作品はどのように販売されているのですか?
Kana 主に阪神百貨店の催事やマルイ主催のポップアップなど、各地の百貨店や大手商業施設で開催されるイベントで販売しています。2018年に作家活動を始めたのですが、徐々に口コミやリピーターのお客さまが増え、2023年には5周年を記念して東京と大阪で個展を開催させていただきました。 現在はありがたいことに、1年先まで出展の予定が埋まるほど、多くのイベントにお声がけいただいています。