注目企業インタビュー
障がい者・採用企業・支援員に寄り添い
公的サービスでは対応できない支援を行う
パーソナル診断でより細かい特性に寄り添う

HRパーソナル診断のグラフ。12個の項目を診断し、自身の特性を把握することができる
小倉 浜崎社長のもとでは、「HRパーソナル診断」というサービスも展開されているとうかがいしました。ぜひこちらについても、具体的な内容を教えてください。
浜崎 HRパーソナル診断は、(一社)HRアセスメント協会が開発したサービスで、「充実性」「会話性」「交流性」など12の項目で個性を分析し、わかりやすくグラフで表示し、自身の特性を細かく把握することができます。もともと結婚相談所で活用するためにつくられたものですが、それが個人はもちろん、会社の上司と部下などあらゆる人間関係に応用できるとわかり、弊社でも導入したんですよ。私たちはこの分析を基に丁寧なアドバイスを通じて離職率の低下を防いだり、障がいのある方が能力を発揮できる組織づくりに役立てたりと、さまざまな対策に活用しています。先日もZoomでご相談を受けまして、その方にHRパーソナル診断の結果をお伝えしたところ、「自分の課題がクリアになり、未来にわくわくしてきました」と感動で泣いていらっしゃり、とても大きなやりがいを感じました。
小倉 サッカーもチームワークが重要なスポーツですから、自分の特性を客観視することがいかに重要か痛感しています。また、近年は発達障がいという言葉が広く知られるようになりました。私も1人の親として子どもたちに「関わるすべての人々に思いやりを持ち、しっかりと寄り添う」ことが大事だと伝えているんですよ。
浜崎 小倉さんのお考えに私も共感します。やはり、人に優しい雰囲気の会社は事業もうまくいくものですからね。おかげさまで今は弊社のサポートで障がい者の方が安定して就労するなど、オンラインで全国対応できる点もあり、手応えを感じているところです。今後は国とも関係性を築いていきながら、さらに活動の幅を広げ後進の育成にも全力を注げられたら幸せです。

GUEST COMMENT
小倉 隆史
障がいに関係なく誰もが自分自身の特性を知り、互いに寛容になれる世の中が誕生すれば皆が幸せになれると思います。浜崎社長はまさに、そうした社会をつくり出す大きな存在だと感じました。知識と経験が欠かせないのが福祉のお仕事ですから、これまで培ってこられたノウハウを存分に生かし、これからも、障がいのある方と、その周囲の方々が寄り添い合える未来をつくり出していってください。