注目企業インタビュー
障がい者・採用企業・支援員に寄り添い
公的サービスでは対応できない支援を行う
過去の豊富な経験から悩める方を支援
小倉 障がいがあるかないかを判断する際の線引きというのは非常に難しいですよね。私は、障害者手帳の有無にかかわらず、人々が思いやりを持って支え合える社会づくりが先決だと感じます。浜崎社長は、独立される以前から障がいのある方と関わる経験がおありだったのでしょうか?
浜崎 私は精神保健福祉士、社会福祉士、社会福祉主事などの資格を保有しており、これまで障がい者雇用納付金の調査員、生活支援や就労支援事業所の支援員、ハローワーク精神障害者雇用サポーターなど、経験を積んでまいりました。また、ボランティアでの音楽慰問も手がけておりまして、障がい者施設や高齢者施設、保育園などさまざまな場所を回っていたんです。
小倉 そうした豊富な経験のもと、障がいのある方とそれを支援する方々、双方の立場を経験された浜崎社長ならば、安心して自身の抱える問題を相談できそうです。
浜崎 ありがとうございます。また、私には息子がおり、長男がADHD(注意欠如多動症)で、次男がASD(自閉スペクトラム症)のグレーゾーンと診断されているんです。当時、発達障がいという言葉は知らなかったのですが、音楽慰問などでいろいろな障がい者の方と接していたこともあり、何かあるとは感じていました。中学校の先生にも「あの子は成績が良いだけで、協調性も思いやりもない」と指摘を受け、とても悔しい思いをしたんです。
小倉 ご自身が母親として子育てをされてきた経験も、大きな糧になっているのですね。
浜崎 ええ。だからこそ、今でも、生きづらさを抱えたすべての人の味方になりたいという思いで事業に向き合えています。最近は、今まで接した多くの身体・知的・精神障がい者の方々との関りから得たノウハウをThreadsでも発信し、多くの方にご覧いただいているんですよ。