一歩を踏み出したい人へ。挑戦する経営者の声を届けるメディア

Challenge+(チャレンジプラス)

注目企業インタビュー

ドライバー思いの物流総合サービス企業<br />
幅広い年齢層の働き手が伸び伸びと活躍<br />

サービス

ドライバー思いの物流総合サービス企業
幅広い年齢層の働き手が伸び伸びと活躍

株式会社ラヴィア
代表取締役 小野 朱美

PROFILE

アルバイトから運送業界に入り、事務や倉庫管理業務を経てトラックドライバーに。1992年に独立し、愛知県一宮市に(株)ラヴィアを設立。現在は物流企業の依頼に応じて配送ドライバーを派遣する他、倉庫内での仕分け、ピッキング作業なども請け負う。

COMPANY DATA

株式会社ラヴィア

住所
〒 491-0828
愛知県一宮市伝法寺5-5-13
URL
https://go-lavia.com/


 

 愛知県一宮市の(株)ラヴィアさんは、物流関連の総合サービス企業とお聞きしました。まずは小野社長のこれまでの歩みをお聞かせください。

小野 私は、以前は親が経営する喫茶店の手伝いなどをしていたのですが、引っ越しでしばらく手が空いた時、運送会社を営む知人からアルバイトに誘われたんです。初めは事務仕事や倉庫管理などを手がけ、次第に団体活動が性に合わないと感じるようになり、いっそのこと自分で会社を起こそうと決意しました。そして、その会社で国家資格を取得した後、1992年に独立をしたんです。

 ご自身の働きやすい環境を求めて独立を決められたのですね。それでは、主な事業内容についても詳しくおうかがいしたいです。

小野 当社では現在、運送会社様からのご依頼を受けてドライバーを派遣する請負業務を中心に、倉庫の仕分けやピッキング作業、清掃業、飲食店業、食品・飲料水の販売など幅広い事業を展開しています。かつてはトラック30台ほどを保有していましたが、燃料代や諸経費の高騰などに伴い、車両を手放し、請負業務へと軸をシフトしていきました。

 となると、ドライバーの皆さんに気持ち良く働いてもらうことが重要になってきますよね。

小野 そうですね。今この会社を支えてくれているのは、まぎれもなく従業員の皆です。平常時には15名、忙しい時期にはアルバイトを含めて30名程度のドライバーが働いてくれていますが、20代から70代まで幅広い年齢層の方が男性・女性ともに在籍しているので、おのおのの希望を加味して無理のない勤務時間になるよう調整しています。例えば短い仕事が終わり、時間の空いたドライバーがいれば、本人の希望があれば半日だけの仕事を入れるなど、一人ひとりに合わせた環境づくりを大切にしていますね。

 ドライバーの皆さんに寄り添った働き方を提供されているのですね。ドライバーの方々へ共有している会社の理念などはありますか?

小野 当社のドライバーは基本的に、お客様の会社にうかがう形で仕事を進めていきます。そのため、皆には「お客様の会社の看板を背負っていると思って、先方の規則をしっかりと守るようにしてほしい」と伝えています。その代わり、当社自体には厳しい規則を設けていませんし、自分たちで処理できないことは、私が全責任を持つ覚悟でドライバーを送り出しているんです。

▲ 小野社長の愛犬と共に

 開業から30年余りたちましたが、今後の抱負はいかがですか?

小野 あと5年ほど事業を安定させて、今度は若い従業員の誰かがやりたいと言ってくれたら事業を引き継ぎたいと考えています。また個人的な願いとしては、老犬ホームの運営など、大好きな犬に関わる仕事にも挑戦できたら幸せですね。

 

GUEST COMMENT

嶋 大輔

小野社長が独立された頃というのは、運送業=映画の「トラック野郎」という印象が強かった激動の時代でした。その中で事業を立ち上げ、30年以上の間、着実に業績を伸ばしていらっしゃるというのは、社長の人望や素晴らしい行動力があったからこそ。ぜひ今後も物流の未来を明るく照らしていってください。