注目企業インタビュー

建設
断熱工事から外構工事、リフォームまで
地域密着で信頼と安全の施工を届ける
有限会社 ワタナベサッシ
代表取締役 渡辺 広太
PROFILE
運送業界でドライバーとして勤めた後、父が起業して(有)ワタナベサッシを設立したことを機に2003年に建築業界へ。約3年一緒に働くも、1度業界を離れる。やがて父の体調不良により、2021年に再び同社に参画。2024年に2代目に就任した。
COMPANY DATA
- 住所
- 〒203-0014
東京都東久留米市東本町5-8 - URL
- https://mtxhs.com/watanabe-sashi/
水野 東京都東久留米市を拠点に幅広い施工を手がけられているという(有)ワタナベサッシさん。渡辺社長は、こちらの2代目を引き継がれたそうですね。
渡辺 ええ。当社は、父が勤めていた会社の社長が亡くなってしまったことを機に事業を引き継いでスタートしました。当時ドライバーをしていた私も父の誘いを受け、創立役員として2003年に参画したんです。それから3年間働いた後、一度前職のドライバー業に戻ることにしました。ところが、2018年に父の病気が発覚したことで、私は2021年に個人事業主という形で当社に戻ることに。そして2023年から、再び役員として参画したんです。
水野 なるほど。予期せぬ事業承継だったわけですね。
渡辺 そうですね。私は当時、事業を継ぐ気はなく、弟に会社を任せて違う仕事をする選択肢も考えました。しかし、「渡辺さんにぜひお願いしたい」というお客様からのお声があり、それを裏切りたくないという気持ちが芽生えたんです。2024年からは私が2代目を継いで、弟や従業員と共に日々汗を流しています。
水野 渡辺社長にとって、お客さんの存在がとても大きかったのですね。現在は、具体的にどのような工事を手がけられているのですか?
渡辺 内窓断熱工事や窓・玄関ドアのリフォーム、エクステリアからガーデンルーム工事まで、幅広い分野に対応しています。窓まわり・玄関まわり・お庭まわりのさまざまな工事をワンストップで承ることができるんですよ。
水野 それは素晴らしい。すべての依頼を1社に任せられるというのは、お客さんからしても心強いと思います。
渡辺 ありがとうございます。私自身も現場に出ているので、お客様と直接コミュニケーションが取れ、情報のすれ違いがなくスムーズにやり取りを進めていける点も強みの1つです。また、現在は国の補助金を利用した断熱リフォーム工事のご案内にも注力しており、寒さや結露でお悩みの方や冷暖房費が気になる方などに、費用を削減した安心・安全の工事をお届けしています。ただ、世間にはまだまだ浸透していないため、本当に補助金の対象になるのか、省エネ対策として有効なのか不安に感じられている方も多いんです。そのため、現在当社では東久留米駅徒歩2分のところにショールームのようなものを設けて、工事の実用性をより詳しくお伝えしているんですよ。
水野 確かに、実物が見られると説得力が増しますよね。
渡辺 ええ。なかなか口頭だけでは伝わりづらい部分もありますので、実際に確認していただける場をつくっているんです。そうして今後もこの地域に根差し、「この人なら、この会社なら頼れる」と思っていただけるような企業に成長していけたら幸いです。

GUEST COMMENT
水野 裕子
お客さんを裏切るわけにはいかないというお気持ちから事業を引き継がれたというお話をうかがい、非常に情が深い方ということが伝わってきました。お客さんに対しても丁寧に対応されている様子が目に浮かんできます。これからもぜひ、地域の方々に頼られる会社として信頼関係を育んでいってください。