注目企業インタビュー

サービス
地域と人とのつながりを何よりも大切に
社員の労働環境改善に注力する運送会社
株式会社 輝商事
代表取締役 髙橋 大輝
PROFILE
16歳の時から4年間自動車販売の営業職に携わる。その後、運送業界に転身。独立を見据えた同僚と2人で共同して運送業での独立を決意する。程なくして知り合いから休眠会社を紹介され、23歳で(株)輝商事として引き継いだ。現在はドライバーの労働環境改善に力を入れ、地域をつなぐ存在として躍進している。
COMPANY DATA

株式会社 輝商事
- 住所
- 〒 339-0031
埼玉県さいたま市岩槻区飯塚1572-3 - URL
- https://hikarisyoji2019.com/
埼玉県さいたま市で運送業を手がける(株)輝商事。髙橋大輝社長は23歳という若さで会社を立ち上げ、事業拡大に向けて奔走している。ドライバーの働きやすい環境づくりに注力しているという同氏に、タレントの水野裕子さんがその思いをうかがった。
総合貨物運送業者として事業拡大
水野 埼玉県さいたま市を拠点に運送業を手がけられているという(株)輝商事さん。代表取締役の髙橋社長はお若くして起業されたそうですね。まずは、独立までどのような経緯があったのかお聞かせください。
髙橋 私は16歳の時に自動車販売店の営業職に就きました。4年ほど経験を積む中で、運送業の方と出会い興味を持って運送業界に転身したんです。そして、当社の専務にあたる人から将来会社を立ち上げたいという話を聞き、一緒に起業を目指しました。そこでたまたま、休眠会社を知り合いに紹介してもらいましてね。それを23歳の時に(株)輝商事として引き継いだんです。ドライバーが増えて売り上げも増えていき、いろいろな問題がその都度出てきますが、社員と日々一歩ずつみんなで前進できればと思っています。
水野 人との出会いに恵まれて独立なさったのですね。(株)輝商事さんでは、どのような運送サービスを手がけていらっしゃるのですか?
髙橋 当社では一般貨物輸送業者として主に輸出入貨物やトラック部品の配送を行っております。配送エリアはさいたま市を中心とした関東圏内を主力エリアとし、お客様からのご要望に柔軟に対応するべく、チャーター便やスポット便など幅広いご依頼に対応しているんです。さらに、取引先企業様や個人のお客様へ定期的に荷物をお届けするルート便も行っています。
ドライバーの労働環境改善に全力を注ぐ
水野 物流・運送業界の「2024年問題」は話題になりましたよね。髙橋社長は、その問題についてあらゆる対策を講じていらっしゃるそうですね。
髙橋 はい。2024年4月からドライバーの労働時間に上限が設けられました。当社では労働時間の徹底管理を行うため、全車両にデジタルタコグラフを搭載し、リアルタイムでどこにいるかが把握できるようにしています。2024年問題に備えた労働時間の徹底管理を行うことで、安全かつ効率的な配送を実現しているんです。また、ドライバーの健康面に気を配り、当社では年2回の健康診断を行っています。
水野 年に2回というのは、珍しい取り組みだと思います。
髙橋 そうかもしれませんね。当社には高齢のドライバーがいて、脳梗塞で倒れたこともありました。そういった意味でも、社員の健康管理は一番大事だと気付いたんです。健康診断以外でも、健康面を管理できる仕組みを整えたいと思っています。現場の環境改善においては、お客様にも直接交渉を行い、今まで手積みだった荷物を機械を使用した積み下ろしにするなど、お客様とドライバー、双方にとって有益となるさまざまな対策を講じています。
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