PROFILE

元テレビゲーム開発者。27歳の時、デスクワークの毎日で「体が軟体動物のようになる」という感覚に襲われ中国武術の道場に入門し、多様な武道の修練を積む。2022年に古武術パーソナルトレーニングを開始。2023年に（同）テラジを立ち上げ、「武研門」を運営している。

COMPANY DATA

千葉　中妻代表が運営されている古武術パーソナルトレーニング「武研門」さんは、どのような教室なのでしょうか？

中妻　私がお伝えする古武術は特定の武道ではありません。中国武術から日本剣術まで、これまでに私が修行してきたあらゆる伝統武術の総称なんです。生徒さん一人ひとりのご要望に応じた指導をするため、私ならではのパーソナルトレーニングにこだわっています。「古武術を教えます」とうたう道場は数多くありますが、自分たちの流派を拡大することが目的で、生徒さんの成長に興味を持っていないところも少なくないんです。自分が教えたいことだけを一方的に教え、「この人は伸びない」と判断したらあとはもう相手にしないのでは、生徒さんはたまったものではありませんよね？

千葉　ええ。何のために入門したのかわからなくなってしまいます。

中妻　ですから私は、生徒さんが抱えている悩みを解消し、なりたい自分に到達するために最適な古武術を指導しています。特に大事にしているのは、まず自分自身の今の体に目を向けていただき、そのうえで伝統的な体の使い方をわかりやすくお伝えすることなんです。

千葉　体の奥から響く声を聞くことが重要という点ではマラソンも同じです。

中妻　はい。やはり、自分の体の状態は自分の力で探らないとわからないもので、これは鍛錬だけの話ではありません。私は自分も悩んできた腰痛を治すために研究を重ね、「腰痛改善プログラム」を考案しました。古武術から編み出した伝統の手法で、無理なく腰痛を改善することができるんです。古武術の稽古も腰痛改善も地域のサークルなどで指導することができるので、ぜひ、お気軽にお問い合わせいただきたいですね。

千葉　そうした集まりに呼んでもらえれば、会話が弾み、体も心も健康になって良いことずくめですね。「人生100年時代」と言われる現代社会で、中妻代表の存在が欠かせないものになりそうです。

中妻　ありがとうございます。先述したように、私が何よりも重視しているのは1人でも多くの方に自分の体の状態を掘り下げる機会をご提供することです。武術も健康もこれがもとになります。そのために今後は私の指導の効果を科学的に実証し、古武術をさらに広める活動に注力する所存です。

千葉　温故知新の精神で人の力をよみがえらせる。これが中妻代表のビジョンというわけですね！

中妻　千葉さんのおっしゃる通りです。AIが普及する現代だからこそ、私は肉体も感覚も心も持っている人間の存在が見直されると確信しています。健康寿命を延ばすためにも今の時代に合った伝え方で古武術の啓蒙(けいもう)に全力を注ぎ、近いうちに道場を持つことが1つの目標です。また、着物など失われつつある日本の伝統文化の復活にも貢献したいですね！

GUEST COMMENT

千葉 真子

過去の中妻代表と同じように、現代社会はデスクワークばかりで体の悲鳴に気付かない方は増える一方。そのような世の中を変えるためにも、始めやすく続けやすい古武術パーソナルトレーニングが有効だと実感しました。ぜひ、老若男女を問わず大勢の方が自分の内側を見つめ鍛え直す機会を増やしてください。