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注目企業インタビュー

若さを武器に物流業界を盛り上げる<br />
栃木で光放つドライバー第一の運送会社<br />

サービス

若さを武器に物流業界を盛り上げる
栃木で光放つドライバー第一の運送会社

株式会社 ライジング
取締役社長 大塚 料也

PROFILE

1991年生まれ、栃木県出身。塗装業を経て運送業に転身し、2024年、父の大塚昌宏氏が創業した(株)ライジングの社長に就任。代表取締役会長に就いた昌宏氏や20~50代までのドライバーらと力を合わせ、関東から中部エリアの日用品物流を担っている。

COMPANY DATA

株式会社 ライジング

住所
〒321-4364
栃木県真岡市長田2-32-10
URL
https://rising2016.com


 

宍戸 栃木県真岡市で運送業を営む(株)ライジングさんは、もともと大塚社長のお父様が2016年に設立された会社だそうですね?

大塚 そうなんです。父が長年トラックドライバーとして働く中、私は個人事業主で塗装業をしていました。20歳を過ぎた頃、父に恩返しをしたいと思い、大型免許を取得し5年ほどひたすらドライバーの仕事に専念した後、2024年から私が当社を引き継いだんです。

宍戸 塗装業と運送業では、勝手が全然違いますよね。ご苦労も多かったのではないですか?

大塚 そうですね。特に今は経営する立場ですので、従業員のことを常に考えなくてはいけません。塗装のときは職人同士の共同作業で、“人を使う”という感覚はありませんでした。ですから、父も最初は苦労していたのかなと、同じ経営者の立場になってひしひしと感じます。

宍戸 大塚社長が会社を引き継いでくれて、お父様もきっと嬉しいと思いますよ。現在、車両の数はどのくらいですか?

大塚 2t・4tトラックが合わせて10台あります。最近は2tトラックのほうが需要が高く、荷物はトイレットペーパーやティッシュペーパーなどの日用品が多いです。従業員は8人いて、関東から愛知県までの範囲を中心にトラックを走らせています。ドライバーが足りないときは付き合いのある会社さんに応援を頼んでいますね。

宍戸 近年はコロナ禍があり、またトラックドライバーの働き方改革に伴う2024年問題も注目され、物流業界は大いに揺れた印象があります。そんな中、(株)ライジングさんの強みを挙げるとしたらどんなところでしょうか?

大塚 やっている仕事自体は他の運送会社さんと変わりないのですが、社長の私が今33歳と若いことが、意外と大きなアドバンテージになっていると考えています。業界内では60代の社長でも若いほうで、70代、80代の方もまだまだ現役です。そうした会社に比べると、当社は若いドライバーが集まりやすいと感じていて、実際、求職者の方からも「この社長なら自分の気持ちを理解してくれると思った」という声を聞きました。

宍戸 ぜひ、若い世代が物流業界を盛り上げていってほしいですね。若手の育成についても教えてください。

大塚 当社の方針に合わせてもらうより、ドライバー一人ひとりに対して会社側がどれだけサポートできるかが重要だと思っています。当社にとっては、ドライバーをはじめスタッフが何よりも大切で、彼らが幸せに生活できるよう、仕事を取ってくるのが私の役割です。今後は今と同じ運送主体のスタイルを守り、ドライバーのスペシャリスト集団をつくりたいですね。そのためにも、一緒に働いてくれる仲間がもっと増えるよう、積極的にアピールしていきます!

 

GUEST COMMENT

宍戸 開

物流業界の高齢化が叫ばれる中、30代前半の大塚社長が熱く仕事を語る姿は頼もしかったですね。運送業の役割は荷物を運ぶだけでなく、地域交流を促し、人と人をつなぐこと。例えるなら、血管を流れる血液のようなものです。これからも若い世代を引き付け、物流の未来を切り開いていってください!