注目企業インタビュー
顧客とともにメニューをつくりあげる
新しい感覚のホルモン焼き店を実現!

「堅氣屋 ホルモン 友」のメニューである「ホルモンうどん」。同店では主にすべてのメニューがワンコインで楽しめる。要望に応じてメニューにはない料理も提供可能とのこと。
タージン すべての料理とお酒がワンコインでいただけてしまうなんて、なかなかありません!お客さんのことを気にかけていらっしゃる、大石さんの懐の深さが伝わってきます。
大石 ありがとうございます。また、ホルモンが苦手な方にも楽しんでいただけるようなメニューもそろえています。例えば、焼きそばの具材は、ホルモンでも通常の豚バラ肉でも、お客様のご要望に応じて変更することができるんですよ。
要望に応じてメニューにない料理も提供
タージン 本当にお客さんのことを一番に考えていらっしゃる大石さん。お値段もリーズナブルでとても通いやすいお店だと思います。ホルモン焼きや焼きそばの他にはどのようなメニューがあるのでしょうか?
大石 小鍋やお好み焼きなど幅広いメニューを取りそろえています。また、当店ではメニューにない料理でも、お客様の要望に応じておつくりさせていただいているんですよ。
タージン それは素晴らしい。可能な料理は、希望すれば何でもつくっていただけるということですね。
大石 はい。お客様に「これ食べたいんだけど」と言っていただければ、できるものなら何でもおつくりさせていただきます。先日来られたお客様からは、「今度、鮮魚を持ってくるから料理してもらえない?」とご要望をいただきました。料理代として500円を頂戴する形にはなりますが、そうした持ち込みでのご希望も快くお受けしているんです。
タージン とても魅力的なアイデアだと思います。お客さんの立場からしたら、「堅氣屋 ホルモン 友」さんのような信頼できるお店を選びたいと感じるはずです。その発想に至るまでには、なにかきっかけがあったのでしょうか?
大石 小林薫さんが店主を演じる「深夜食堂」という番組がありましてね。それは、お店に訪れる方が頼んだメニューを、材料さえあれば何でもつくってくれるというストーリーがベースにあるんです。実はその番組を見て、私もこうしたコンセプトのお店をつくりたいと考えていたんですよ。あまりないお店ですので、万人に受け入れられるのは難しいかもしれませんが、やはりお客様のために、収益のことがあまり考えず、できるものは可能な限り受け入れたいという思いがあります。
タージン 私も「深夜食堂」は大好きな作品ですよ!お客さんと一緒につくっていくお店、というわけですね。食べるものの味わいも、もちろん大事ですが、「そのお店に行くこと自体が楽しみ」という時代になってきていますよね。近所に昔あった喫茶店的な感覚で、地元の人たちが集まる空間になりそうな気がしています。自身のやりたいことに挑戦できる日々に、やりがいもひとしおでしょう。
大石 ええ。会社勤めではないぶん、縛りがなく、自分の好きなようにお店を彩っていける点にとても面白さを感じています。その強みを活かして今後も、他の店舗では「あり得ない」ということもどんどん実現していき、お客様と末永いお付き合いができれば幸せです。
1 2