注目企業インタビュー

サービス
顧客とともにメニューをつくりあげる
新しい感覚のホルモン焼き店を実現!
堅氣屋 ホルモン 友
店主 大石 友幸
PROFILE
兵庫県尼崎市出身。トラックドライバーとして勤務した後、飲食業界へ。幼い頃から慣れ親しんでいた大阪・西成のホルモンをベースとした味わいを再現したいという思いから、2024年12月1日に「堅氣屋 ホルモン 友」をグランドオープンした。顧客の要望に応じて、メニューにない料理でも可能な限り提供するというコンセプトのもと、新たな感覚のホルモン焼き店を目指している。
COMPANY DATA
堅氣屋 ホルモン 友
- 住所
- 〒675-0150
兵庫県加古郡播磨町南野添3-9-11 - URL
- https://x.com/dobuko45
西成のホルモンの味を届けたい

インタビュアー タージン
タージン 兵庫県播磨町に根を張り、地域の方々に親しまれている「堅氣屋 ホルモン 友」さん。大石さんはどういったきっかけで、お店のオープンに至ったんでしょうか?
大石 私は、以前は20代の頃からトラックドライバーとして、全国を駆け回る日々を過ごしていました。その中で、小さい頃から慣れ親しんできた大阪西成のホルモンの味わいを再現したお店を出したいという思いが芽生え、2024年12月1日に当店をオープンしたんです。
タージン 確かに西成には独特なホルモン焼き文化がありますよね。ということは、お生まれは大阪なのですか?
大石 いえ。生まれは兵庫県尼崎市なのですが、距離が近いということもあって何度も西成には通っていたんです。大阪には、仕事の関係で移り住みました。大阪は立ち飲み文化が盛んですから、よく仕事仲間と共に西成のほうで飲んでいたこともあったんですよ。
タージン なるほど。それで下町のホルモン焼きの味を再現したいと思われたのですね。
大石 ええ。よく食べていた、醤油とみりんをベースにしたあの西成の味わいを、この地域の方々にも伝えていけたらと考えています。また、当店の周辺は住宅地で、逆に座ってごはんを食べる文化のほうが強いですから、ファミリー層や女性、子どもにも親しんでいただけるような雰囲気にしようと考えています。そして何より、ビジネスパーソンの方々が駅から家に帰るまでにワンクッションとして挟んでいただける場を提供したいという気持ちが強いですね。
すべての料理・お酒がワンコインで楽しめる
タージン なるほど。まさに地域の方々のよりどころ、という雰囲気のお店づくりを意識されているのですね。「堅氣屋 ホルモン 友」さんとして、特に意識されている点は何でしょうか?
大石 やはり、高級な焼肉店という形ではなく、下町の風情あふれるお店づくりを意識し、誰でも気兼ねなく通えて楽しめるようにしたいと思っています。
タージン 私も大阪のホルモン焼き屋さんもロケで何度も取材しましたが、ホルモン焼きの匂いに誘われて小さいお子さんが買いに来ていたのを思い出しました。最近では年齢層の若い方にも、「西成は安くておいしい」と評判になっていますよね。どこか、お客さんと店員さんとの距離が近く、親近感の湧くお店が多いような気がします。
大石 そうですね。そうした、地域の方々の憩いの場になれるようなお店づくりがしたいんです。だからこそ、当店の料理やアルコール類はすべて500円で提供しているんですよ。そうすれば、料理を5品頼んでお酒を1杯飲んでも3000円程度で収まりますから、頻繁に通いやすいですし、ふとしたきっかけで立ち寄っていただきやすいと思うんですよ。
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