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Challenge+(チャレンジプラス)

注目企業インタビュー

墓じまいや墓の移転なども手がける
顧客の心に寄り添う行政書士事務所

 

人の役に立つ仕事が生きがい!

亀山 岩田代表は人生を人のために捧げてきた方ですから、これは見逃すことはできませんね。

岩田 ええ。そもそも住宅で火災が起きた時、消防士はお仏壇にシートをかけて燃えるのを防いだり、真っ先にご位牌や過去帳を持ち出したりするよう心がけ、日頃から訓練をしているんです。これはお墓に関しても同様で、ご先祖様が眠る大事なお墓を守ることが地域の安心につながり、人々の暮らしを守ることになると信じて当事務所の主要業務にしています。

亀山 やはり、岩田代表には鍛錬された消防士の面影が見えますよ。

岩田 ありがとうございます。私は消防士として生死の現場を目の当たりにしてきました。また、指揮隊長だった私は燃え盛る火事の現場に突入命令を出さなければならなかったんです。コロナ禍の最中には24時間休みなく走り回っていた救急隊員の奮闘を見てきた私に言わせると、世の中にはお金より大切なことがあります。それは人の役に立つことであり、誰かを笑顔にする仕事を生きがいにすることなんです。

亀山 熱いメッセージをありがとうございます。それでは、岩田代表がお客様と接する際に心がけていることをお聞かせください。

岩田 消防の指揮隊長として私が意識してきたのは、命を預かる部下とコミュニケーションを取り信用を築くことでした。この姿勢は行政書士となった今も変わりません。お客様に事務手続きの説明をすることより、悩みを取り除くためのアドバイスを重視しています。そうして不安を解消し、お帰りになる方の表情を見るだけで嬉しくなるんです。消防の仕事では現場で疲労困憊(こんぱい)の時に近隣の皆さんが励ましの声をかけてくださると「また、次の現場も頑張ろう」と勇気が湧いてきますが、行政書士も同じです。無事にお客様の問題が解決し、「これで前に進めます」「ありがとう」と感謝の言葉をいただけると心から喜びが湧き上がってきますね。

亀山 岩田代表のやりがいに満ちた毎日が私にもはっきりと伝わってきました!最後に、お客様へのメッセージや将来の抱負をお聞かせください。

岩田 墓じまいや墓の移転は必ず現地を確認する必要がありますので、私はフットワークも軽く全国を飛び回っています。さらに豊富なネットワークを生かし司法書士さんや弁護士さんをご紹介することも可能ですので、どんな悩みも相談していただきたいですね。今後の目標は「街なか法務相談室」という屋号にふさわしく、いわば昔の村の寄り合い所のように、当事務所を誰でも気軽に足を運び、困り事を打ち明けられる場所にすることです。地域の皆さまがいつでもコーヒーを飲みに来て、井戸端会議が楽しめる事務所にしていきます!
 
 

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