注目企業インタビュー

スペシャリスト
墓じまいや墓の移転なども手がける
顧客の心に寄り添う行政書士事務所
行政書士明和街なか法務相談室
行政書士 岩田 直之
PROFILE
大阪府寝屋川市で生まれ育つ。高校卒業後は枚方寝屋川消防組合に入職し、消防用設備の検査・指導から火災現場の消火活動までを担う。指揮隊長も務め、2024年3月に60歳で退職。同年10月に「行政書士明和街なか法務相談室」を開業した。
COMPANY DATA
- 住所
- 〒572-0863
大阪府寝屋川市明和1-20-26 - URL
- https://office-machinaka.jp/index_pc.html
消防署に42年勤務したあと行政書士に

インタビュアー 亀山 つとむ
亀山 本日は「行政書士明和街なか法務相談室」さんにうかがっています。岩田代表は異色のご経歴をお持ちだとお聞きしました。
岩田 そうなんです。私は元消防士で、「枚方寝屋川消防組合」に42年間在籍しました。最後は指揮隊長を務め、2024年3月に60歳で退職したんです。その後は再雇用の選択肢もありましたが、地域の安全のために走り回るのは若者に任せようと判断して転職を選び、消防士と同じ人命を守る仕事をしようと決意しました。そんな時にアドバイスをくれたのが、消防大学校の幹部になった元同僚です。私は建物の消防用設備、高圧ガスなど危険物を扱う施設の検査・指導を通じて法律や条例に精通してきました。このキャリアがあれば行政書士に転身できると、元同僚が教えてくれたんです。
亀山 なるほど。いわば、第二の人生が幕を開けた瞬間ですね。
岩田 はい。それで2024年9月に日本行政書士会連合会から行政書士の登録を受け、大阪府行政書士会に所属して10月13日に当事務所を開業しました。行政書士の業務は多岐にわたりますが、特に私が注力しているのは墓じまいやお墓の移転手続き、飲食店や民泊の営業許可申請などです。また、相続人の調査や遺産分割協議書の作成も得意としています。
亀山 これまで長年にわたって消防でさまざまなご経験を積んでこられたということですから、飲食店や民泊の申請を依頼する人にとって大変心強いと思います。お墓の仕事に力を入れていらっしゃるのは何かきっかけがおありだったのでしょうか?
岩田 もともと岩田家の墓はこの近所にあったのですが、大阪府北部地震で傾いてしまい移転させることにしたんです。通常、お墓の移転手続きは行政書士に依頼しますが、当時の私は自分で挑戦することにしました。その結果、調査や申請に膨大な時間を取られ、「これは一般人がやるにはかなり大変だ」と痛感したんです。しかし実は多くの行政書士は、手間がかかりすぎて利益にならないために墓じまいやお墓の移転に対して消極的なんですよ。
1 2