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Challenge+(チャレンジプラス)

注目企業インタビュー

タクシー業を軸に多彩な事業を展開する
大阪を明るく元気にする人情深き経営者

 
畑山 なるほど。著書の中では、タクシー業界を担う立場として、ライドシェアの問題についても言及されていますよね。

坂本 はい。ライドシェアとは、一般ドライバーが自家用車で乗客を有償で運ぶサービスのこと。このサービスは、産業として課題があると思っているんです。というのも、タクシーの乗務員は労災保険の対象となりますから、仕事中の事故は過失割合にかかわらず補償を受けることができます。しかし、ライドシェアの場合はドライバーが税金を払っていないことが多いので、事故を起こした際に補償を受けることができないんです。

畑山 そう思うと、御社を始め、タクシー会社はお客さんの安心・安全を大切にしているように感じます。

坂本 もちろんです。しかし、現在日本ではウーバーイーツやライドシェアなどを通じて、非正規雇用者が年々増えています。正社員として人を雇用しない状態にあるから、日本人の給料は30年上がっていないんです。特にライドシェアについては隙間時間に行うアルバイトに自分の命を預けられるのか、私は考えたほうがいいと思っています。

畑山 また、消費税ができてからの経済の悪化についても、坂本社長はかねて問題提起されていましたね。

坂本 ええ。日本は消費税導入以来、経済成長が鈍化しています。以前は、日本は消費税がなくても成立していましたし、皆そのことを忘れているだけなんです。えんぴつと、毛皮やベンツに同じ消費税が課されていること自体、疑問に感じるべきだと思います。消費税を根本的に廃止することがこの国の突破口だというのは、私の変わらない考えです。

畑山 最後に、ご著書を読む未来の読者に向けてメッセージをお願いします。

坂本 メディアは誠実に情報を発信せず、世の中は矛盾する言動を孕む「認知的不協和」の状態に陥っています。ですから私が執筆した書籍を通じ、読者の方と共に未来を考えていけたら幸いです。

 

大阪維新の政治・行政に切り込み
一般目線で読者に呼び掛ける名著

大阪の行政や教育環境、中小企業支援などの質が著しく低下している今、坂本社長が大阪維新の政治に切り込む本著。「大阪IR・カジノ計画が抱える問題」「消費税導入以来貧しくなった日本の経済」「大阪維新の会の『お友だち企業の中抜き』が生むひずみ」といった問題に、一般的な目線で疑問を呈している。
 
 
 

 

GUEST COMMENT

畑山 隆則

お話しする中で、「私は当たり前のことを言っているだけ」と強調されていた坂本社長。いろいろなテレビ番組で熱い討論をされているので、お会いする時は緊張しましたが大変親しみやすく魅力的な方でした。大阪、そして日本を変えたいという気持ちが強く伝わってきました。ぜひ、社長のご活躍で大阪を明るく元気にしてください。私も応援しています!

 
 

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