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Challenge+(チャレンジプラス)

注目企業インタビュー

新たな見守り機能「スマートロック」

矢部 将来のために契約を結びたい方は、どのようにすればいいのでしょう。

玉櫛 当社のサービスは、不動産会社、家賃保証会社などと代理店契約を結び入居者様にご案内しています。料金は契約料1万5000円、その後は毎月1000円とリーズナブルに設定していますし、死後事務委任を専門に手がける弁護士さんとも提携していますのでご安心ください。

矢部 高齢者の方が賃貸物件で安心して暮らせる環境を実現していらっしゃる玉櫛社長のご活躍は頼もしい限りです。

玉櫛 また、それに加えてこれまでにない「見守りサービス」も展開する予定です。既存のサービスは、例えばトイレの明かりの点灯で生存確認をする、というような内容が中心ですが、一人暮らしの高齢者の方は明かりを点けずにトイレを利用することも多いため正確性が保てません。また、このような方法での見守りは「見張られているようだ」と心理的に抵抗を感じる方もいらっしゃいます。そこで私は、気持ちの上で負担にならず生活にも自然になじむ見守りシステム「スマートロック」を開発しています。玄関を開け閉めするたびにログを記録し、72時間、入退室がなければアラートが発信され、管理会社を通じて安否確認をさせていただく仕組みです。

不動産業界の悪循環を解消する

矢部 私の母も高齢で、元気なのですがときどき夜中に「血圧が高い。どうしよう」というような電話がかかってくることがあります。高齢者の方の体調はいつ急変するかわかりませんよね。

玉櫛 実は、若い人でも同じなんですよ。私は以前、椎間板ヘルニアで寝込んでしまい1歩も動けなくなったことがあります。あまりの痛みで救急車を呼んだのですが、鍵を開けるために玄関まで行くことができなくて――結局、救急隊員にドアをこじ開けてもらったんです。一般的な鍵だと、このような事態は誰にでも起きる可能性があります。

矢部 スマートロックなら、そのような事態を防ぐことができるのでしょうか?

玉櫛 ええ。スマートロックはスマホを操作するだけで玄関の鍵を開けることができます。いざというときだけでなく、日常生活がその名の通り「スマート」になるんですよ。

矢部 それは素晴らしい。年齢を問わず一人暮らしの方はたくさんいらっしゃいますから、この先ますます広がってほしいサービスですね!

玉櫛 ありがとうございます。賃貸物件をお探しの方は住むところが見つからなければ困ります。物件のオーナーさんは入居者がいなくなれば家賃収入が滞ります。不動産会社や管理会社も売り上げが減るので、賃貸契約がスムーズにいかないというのは、誰にとってもいいことがありません。このような悪循環を解消するためにも、社会的信用を高めながら事業拡大をしていきたいと考えています。今後は、規格外となった農作物を提供するマルシェを開いて地域コミュニティを形成するといった新しい取り組みにも注力し、5年以内の上場を目指すつもりです。一人暮らしの方、物件オーナー様、不動産関係者の「三方良し」を実現しますので、不動産でお困りの方はぜひ当社にお問い合わせください。

GUEST COMMENT

矢部 美穂

入居者さん、不動産会社、管理会社、家賃保証会社と、誰にとってもメリットが大きいライフサポートジャパン(株)さんのサービスは、まさに世の中が待ち望んでいたもの。不動産業界に安心を広げる玉櫛社長のお取り組みを知って、私も年を取ることの不安が1つなくなりました。このサービスがこれから多くの方に認知されていくことを心から期待しています!

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