注目企業インタビュー
弱みを知り努力するから他社に勝てる
畑山 そもそも加藤代表が、不動産業に挑戦したいと思われたきっかけは何だったのでしょうか?
加藤 若い頃から、家や部屋を見るのが好きだったことが大きいと思います。ただ、部屋を借りる際に、不動産会社の方の対応に、十分満足した経験が少なかったんです。そこで、お客様にとっての大きな買い物だからこそ、とことんまでお客様に寄り添い、ニーズに即した不動産会社を立ち上げたいと思ったんですよ。
畑山 そうした情熱をお持ちだったからこそ、新たな土地での不動産業立ち上げにも、勇気を持って向き合うことができたのだと感じました。
加藤 ありがとうございます。実は私は、2000年10月の坂本博之戦で畑山さんが残された名言を、以前から胸に刻んでいるんです。畑山さんの言葉に救われながら、勇気づけられ、挑戦を続けてこられた部分も大きいんですよ。「彼は自分のアゴに自信を持ってるんですよ。僕はアゴに自信がないんですよ。彼はパンチがあるんですよ。僕はパンチがないんですよ。だから、僕が勝てるんですよ。」——これが本当に、ずっと胸に突き刺さっている言葉なんです。
畑山 自分の弱点を自覚し、弱点を克服しようと努力した者が勝つという思いを込めたんです。私の言葉が、加藤代表に共感していただけていたなんて、とても嬉しい気持ちでいっぱいですよ。
加藤 私は札幌出身ではないので、この周辺の地理に詳しいわけでなく、人脈も多くありません。また、豊富な資金も大きなネームバリューもありませんでした。そのため、当社のように小さい企業が大手不動産会社に勝つには、知識をたくさん吸収してそれを提供し続けること、一人ひとりのお客様を大事にし続けることが肝心です。自分の弱みを熟知し努力することを忘れないから、当社も、他社に勝つことができるのだと感じています。
札幌市で一番の不動産会社になる
畑山 加藤代表は、組織づくりについてはどのような向き合い方をなされているのですか?
加藤 現場のことは、あえてスタッフに好きなように、ほとんどのコントロールを任せるようにしています。それは、代表が上から多くの指示を出したり、頻繁に現場に足を運んだりすると、スタッフも自由が利かず、思い通りの業務進行ができないと感じているからなんです。結果が出なくても口を挟まず、自力で試行錯誤することを重んじれば、スタッフも自然と自ら考え、成長するものだと信じていますね。
畑山 指示待ちではなく、自ら考えるスタッフを育てたいということですね。今後の展望についても、ぜひおうかがいしたいです!
加藤 私は「才光=最高」という、社名に込めたシンプルで力強い思いを、皆で貫けるものにしたい——そう思っています。当社を発展させ、ゆくゆくはフランチャイズ展開することが当社の目標です。そしてこの社名のように、いつか「札幌で一番の不動産なら才光建託」と言われるような存在になりたいですね。何事も懸命に取り組んでいれば道は開けるとあらためて感じている私は、札幌に骨をうずめる覚悟でこれからも邁進します!
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GUEST COMMENT
畑山 隆則
札幌市は食べ物がおいしくて、交通も便利なとても住みやすい町。マンションが増え、ますます活気あふれるこの地を、「最高」の会社で熱くするのが加藤代表でした。とても誠実な性格で、スタッフさんの育成に心血を注ぐ代表であれば、きっと地域で一番の会社になれることでしょう。目標のフランチャイズ化を達成できるよう、心から応援しています!