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コラム

TimeCraftConsultant奥村哲次の 人生を豊かにする ビジネスマインドセット


人生100年時代と言われ、仕事でもプライベートでも、自分の夢や目標を達成するまでには長い時間が残されているように感じられる現代。しかし時間の有限性を意識せずにぼんやりと過ごしていると、時というものはあっという間に過ぎ去ってしまう――そんな着眼点から、時間をいかに有意義に使うかを助言しているのが、Time Craft Consultantの奥村哲次氏だ。当コラムでは、大病を乗り越え自らの決意と行動によって成功をつかんできた同氏から、ビジネスに必要不可欠な「マインドセット」について学んでいく。

皆様、いつも大変お世話になっております。(株)ラフティ代表取締役、奥村哲次です。今回のテーマは、「神メンタルのつくり方──宇宙規模で生きる覚悟」。「もっとメンタルを強くしたい」──そう願う方は、本当に多いと感じています。仕事で少し注意されただけで、1日中引きずってしまう。人間関係での何気ない一言が頭から離れず、夜眠れなくなる。「あの時こうしていれば・・・」と、過去の失敗を何度も再生し、次の一歩が踏み出せなくなる。そんな自分に嫌気が差し、「もっと強くなりたい」「揺れない自分になりたい」、そう思ったことがある方も、少なくないのではないでしょうか。

神メンタルの正体は「宇宙規模の視座」

神メンタルを持つために必要なのは、「宇宙規模の視座」を持つこと。特別な才能も、鋼の心も、強い性格も必要ありません。視点を変えるだけで、心は驚くほど軽くなり、揺らぎにくくなります。宇宙の誕生は、約140億年前。地球は46億年前に生まれました。そして人類の歴史は、わずか1万年程度。その中で、私たち一人ひとりの寿命は、長くても100年に満たない。このスケールを数字としてではなく、感覚として受け止めた時、多くの悩みは一瞬で色あせます。誰かの評価、ちょっとした失敗、人間関係の摩擦、将来への漠然とした不安。宇宙規模で見れば、それらは限りなく「無」に近い。それにもかかわらず、私たちはその些細な出来事に心を占領させ、かけがえのない時間とエネルギーを削り続けてしまう。本来、そんな暇はどこにもないはずなのです。

「怒り」に使うべき時間はない

私たちは、怒りや不安に囚われることに時間を使うべきではありません。心が震える瞬間、大切な人のために使う時間、夢や挑戦に没頭する時間。そして何より、「人生って楽しいな」と心から思える瞬間を増やすこと。その積み重ねこそが、困難を乗り越える力となり、最終的に「良い人生だった」と、笑って振り返るための原動力になります。

セミから学ぶ「一瞬全力」、アリから学ぶ「姿勢」

セミの一生は、およそ7年。そのほとんどを暗い地中で過ごし、地上に出て羽を広げられるのはわずか1週間ほどです。その短い時間、セミは迷いません。全力で鳴き、全力で生き、次へ命をつなぐ。「どうしよう」と立ち止まっている暇など、1秒もない。私たちの人生も、実はそれほど変わりません。思っている以上に時間は短い。だからこそ、「今」を全力で生きる価値があるのです。

また、世界中に無数に存在するアリは、ほとんどは意識されることなく、視界を通り過ぎていきます。けれど、大きな獲物を必死に運んでいる時のアリは、自然と目に留まる。「お、すごいな」そう感じさせる力があります。人間も同じです。本気で何かに挑み、実際に“何かを動かしている人”は、周囲から際立って見える。やがて、そうした人は「レジェンド」と呼ばれる存在になっていきます。

時間は待ってくれない

人生は立ち止まってはくれません。「落ち着いたらやろう」「タイミングが来たら動こう」、そう言っている間にも、時計の針は容赦なく進み、挑戦できる時間は削られていきます。だからこそ、挑戦・行動・好奇心を最優先にする。考えているだけでは、何も変わらない。動けば景色が変わる。景色が変われば、心が震える瞬間が増えていきます。

夢と覚悟が、メンタルをつくる

どうせ生きるなら、自分の心が震えるほどの夢を持ちましょう。夢が大きくなれば、覚悟も大きくなる。

覚悟が決まれば、人は迷わなくなる。迷わなければ、行動は速くなる。この循環そのものが、「神メンタル」 の正体です。無理に強くなろうとする必要はありません。夢に向かって動き続けていれば、気付いた時には、自然と揺れない自分になっています。

まとめ

宇宙規模で物事を見れば、悩みは一瞬で小さくなる。セミのように、一瞬を全力で生き切れ。アリのように、大きなものを動かし続けろ。時間は止まらない。だから、動き続けろ。心を震わせる夢を持ち、覚悟を決めろ。これが、私・奥村哲次が実践してきた「神メンタルのつくり方」 です。人生は短い。だからこそ、全力で生きる価値があるのです。ここまでお伝えしてきた話の根底にあるのは、「人生の中で、自分の時間を何より大切にしてほしい」という、私の強い願いです。ただ、ここで1つ、必ず立ち止まって考えてほしい問いがあります。それは、「そもそも、自分の時間を自分で決められているか?」 ということ。実は、人生の時間を大切にできない人の多くは、「大きな決断」ができない以前に、「遊びの予定すら決められない」という共通点を持っています。友だちからの誘いに即答できない。予定を立てること自体が億劫になる。「後で返そう」と思ったまま、気付けば時間だけが過ぎていく。一見すると些細なことに見えますが、この「決められない」という習慣は、タスク管理、仕事のスピード、人生の選択にまで静かに影響を及ぼします。

次回は、「決められない人の特徴──なぜ予定すら立てられないのか?」というテーマで、決められない人に共通する思考パターン、なぜ未完了タスクが判断力を奪うのか、どうすれば“即断即決できる人”に変われるのかを、タスク整理術という視点から掘り下げていきます。どうぞお楽しみに。

株式会社ラフティ 代表取締役
奥村 哲次(おくむら てつじ)
 
IT企業でシステムエンジニアとして勤務。大手小売業のクライアントへ多数の事業提案を通すなど実績を重ねた後、2014年にITコンサルティング業の(株)ラフティを創業し、代表取締役に就任。徹底した自動化と合理的仕事術により、代表者1人の法人で1億円に迫る年商を達成する。近年は廃棄ペットボトル製の透明サーフボードを開発するなど、活躍の場をさらに広げている。
 
株式会社 ラフティ
※ITサービス
・大中小開発/運用 ・Salesforce開発運用支援
・RFP/RFI作成代行 ・BPO代行
・TMF(Translation Memory Form)
ファイル一括翻訳システム開発運用
 
※Surf事業
・SDGs推進:廃棄ペットボトル製の
透明サーフボード開発
(商標/特許取得済)
 

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