PROFILE

宮崎県出身。バイク好きが高じて16歳の時に二輪車免許を取得し、趣味で塗装も手がけるようになる。やがて板金塗装会社で経験を積み、19歳で独立。宮崎市佐土原町にて、バイクの外装やヘルメット、パーツなどにカスタムペイントを施す専門ファクトリー「Bright Paint」を立ち上げた。

COMPANY DATA

インタビュアー 矢部 美穂

矢部　宮崎県宮崎市を拠点に、オートバイの外装やパーツ類などへのカスタムペイントを手がけている「Bright Paint」さん。まずは、西原代表がこのお仕事を始められたきっかけを教えてください。

西原　地元の先輩たちが楽しそうにバイクに乗ったり、塗装したりしている姿を見て刺激を受けて私も16歳からバイクに乗り始め、趣味の延長線上で塗装も行っていたんです。すると、塗装の様子を見た周囲の人に「うまいね」と褒められて。それをきっかけにして塗装の専門学校に進み、卒業後は板金塗装の会社に勤め始めました。やがて経験を積む中で、プライベートでも塗装の依頼を受けていたことから、「もっと自分のやりたいことに挑戦したい」という思いが強くなり、19歳で独立を決意したんです。

矢部　お若くして、すでに自分の進む道を定めていらっしゃったのですね。「Bright Paint」さんならではの強みやこだわりについても、ぜひおうかがいしたいです。

西原　多種多様なバイクに精通しており、それぞれの種類に合わせたパーツの塗装や塗料の選定が可能です。バイクの塗装は高度な技術と繊細さが求められるため、一般的な板金塗装業者では対応していなかったり、やりたがらなかったりするケースも珍しくありません。しかし当社であれば、写真や実物を細かく観察しながら色彩のバランスを見極め、丁寧かつ正確なパーツの塗装が行えます。

矢部　それだけの素晴らしい技術をお持ちならば、バイクを大切に乗っているお客さんでも安心してお任せすることができますね。

西原　ありがとうございます。ご依頼いただくお客様の多くは、バイクを大切に扱っていますし、強いこだわりを持っていらっしゃいます。バイクのためならば費用は惜しまないという方も多いんです。だからこそ当社では、一人ひとりのお客様がどのような思いでバイクに乗っているのか、普段どのような手入れをしているのか、丁寧にヒアリングしてご要望をくみ取っていきます。お客様が想像している以上のクオリティを実現すること――そこに、私は強い自信を持っているんです。

矢部　西原代表のバイクを愛するお気持ちが伝わってきます。今後のビジョンについてはいかがですか？

西原　今のところはバイク専門で、1人で仕事をしていますが、将来は作業場を拡大して従業員を雇える環境を整えていきたいと考えています。そしてバイクはもちろんのこと、車の修理やカスタムペイントにも対応できるショップをつくりたいですね。この地域にはまだまだそうしたショップは少ないので、「あそこならできるよ」と多くの方に認知していただけるような会社を目指し、力を尽くしていきます。